あらすじ
次代の世界的カリスマとして注目を集める台湾IT担当大臣のオードリー・タンが、日本の若者に向けて語る自由になるためのメッセージ!
IQ180超の天才的頭脳、性別なしというジェンダーレス、世界のグローバル思想家100人に選ばれる先見性、新型コロナ対応でわずか3日で全国民にマスクを配るシステムを構築した実行力。どれをとっても、これまでにないタイプの若き指導者の言葉は、新しい時代を生きる指針となるだろう。
Chapter0 日本の未来を担う若者たちへ
Chapter1 格差から自由になる
Chapter2 デフォルトから自由になる
Chapter3 ジェンダーから自由になる
Chapter4 仕事から自由になる
Chapter5 年齢から自由になる
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
自由、縛られないこと、あたりまえを疑うこと、欲しい未来を描いて行動すること。息を吸って吐くように、こういう言葉を社会に対して伝え、自分の行動指針ともしているオードリーさん。これからどういう世の中が求められるのかを軽やかに語ったんだろうなぁと感じた。固まった価値観から自由になることが、より多くの人がよりよく生きることにつながる。人を愛して、生きていこう。人生を楽しもう。
Posted by ブクログ
この本の中で一番お気に入りなのはChapter 4 「15 スキルセットから自由になる」。
生きていくためには仕事が必要だし、働かねばならない。安定して職につき、いいお給料をもらうには社会的価値を自分に付与する「スキルセット」が必要である。
そんなふうに考えがちであるけど、オードリー・タンは、特定のスキルセットに価値を置くからそういうふうに焦るのであって、自分にはスキルセットはないと語っていて、考えさせられた。
もちろん自分が生きたい人生のためにはお金は必要だし、そのためにはお仕事もスキルセットも大切だ。
でも、自分らしさ、自分の価値=「スキルセット」や「仕事」ではないということは忘れないでおきたい。
タンがおすすめしていた台湾の山々の美しさをいつか堪能しに行きたいし、そういうことができる自分を好きでありたい。