あらすじ
天才マジシャン・針井マキトは、2021年に東京で開催された今回で引退というマジックショーの最終演目中に不慮の事故に見舞われ焼死。享年17歳。そうなったはずだった。しかし生きていた。約400年前の中世ヨーロッパ「魔女狩り」全盛期に転生して!“神の奇跡”と称したインチキ“マジック”で人心を欺き、謂れなき罪を着せ“魔女”達を迫害する教会に立ち向かえ!本物の“マジック”で!!
「魔女狩り」が蔓延る16世紀ドイツに転生してしまった天才マジシャン・針井マキトは、魔女として処刑される寸前の少女・ミアを救うと、二人で教会の愚行を止める活動を開始。再び処刑を阻止し、職人・リーゼも仲間に加える。その後、“最強の魔女”ヘルガの噂を聞いた3人は、異端審問官集団“鉄槌”の一人・ヴァレリーの屋敷に彼女を救出に向かうが……それは罠だった! 囚われの身となったマキトとミアの運命は!?
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Posted by ブクログ
3巻なので基本構造は割愛。
前巻ラストからのファイター系魔女の話。
扉画にこれまでのあらすじもあって分かりやすく嬉しい。
転生ものではあるが、異世界ではなく過去モノ。
敵のトリックを見破り、自分のトリックを活かし、魔女とされ弾圧される程の力を持った女性たちを救ってゆく。
マンガ的にも、美女に囲まれた主人公という、メイン男性読者層にうれしい展開ではあるが、少年向けゆえ、パニックに陥り全裸で向かってくるヒロインにも紳士的に・・・。
(異界)転生物のテンプレートに乗ると、主人公が無双するだけの安易なものが多い印象ではあるが、しっかりピンチもバラまかれているのも好感。
カバー下に挙げられた、参考資料の多さも嬉しい。
しっかり調べ込んでいるからこその面白さというのは揺るがないものです。