あらすじ
天才マジシャン・針井マキトは、2021年に東京で開催された今回で引退というマジックショーの最終演目中に不慮の事故に見舞われ焼死。享年17歳。そうなったはずだった。しかし生きていた。約400年前の中世ヨーロッパ「魔女狩り」全盛期に転生して!“神の奇跡”と称したインチキ“マジック”で人心を欺き、謂れなき罪を着せ“魔女”達を迫害する教会に立ち向かえ!本物の“マジック”で!!
2021年の東京から1585年のドイツに転生してしまった天才マジシャン・針井マキトは、「魔女狩り」で処刑されようとしていた少女・ミアを超絶技巧の“マジック”を使って救出。すると、教会から“悪魔”と認定されてお尋ね者になってしまった! マキトは、科学の光が欧州を照らし、人々が幻想から目を覚ます150年後の「産業革命」が来るまで、魔女に手出しできぬよう、教会を悪魔に降伏させるべく立ち上がる!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
異界転生風を装って、実はタイムトラベルな魔女狩りとマジシャンの騙しあい。
教会がトリックを奇蹟と称し人を騙し操り、魔女に仕立てた女性を処刑することで信頼を得ていく。
タイムスリップした一流マジシャンの主人公はそのトリックを暴き、その上をいく奇術で魔女の冤罪を掛けられた女性たちを救っていく。
最高の職人系魔女を仲魔にしたとしても流石に無理がありそうな部分もなくもないけれど、そのあたりに突っ込みを入れるのは野暮というものだろう。
時代を超えたマジシャンが無双するだけの作品ではなく、ちゃんとお互いのトリックを見抜きあう敵の存在も、凡百の転生系駄作と一線を引くところ。
戦士系の魔女をどうこうする辺りまで。