あらすじ
クマと遭遇したとき、人間は生き延びるために何をすればいいのか。死んだふり、木に登る、リュックを置いて逃げるといった、巷に流れる俗説は有効なのか? 「クマは師匠」と言うアイヌ民族最後の狩人が、アイヌの知恵と自身の経験から導き出した、超実践的クマ対処法を伝授。クマの本当の姿を知ることで、人間とクマの目指すべき共存の形が見えてくる。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
2025/8/17-9/6 クマ出没のニュースが連日流れるなか、興味があり手に取った。普段あまり読まないジャンルの本だったので読みごたえはあったが、とても面白かった。まず、リアルにゴールデンカムイの世界観であったので描写が想像しやすかった。姉崎さんのクマに対するある種の信頼が貫かれており、数々の足で稼いだエピソードから、クマは本来臆病で人目を避けて生きている動物であるというのも頷けた。ただ、実際自分が対峙したときに、目を反らさず、腹から声を出し、冷静に舐められないようにできるかと言われるとなかなか難しい。
Posted by ブクログ
最近クマとのニュースが多いため、読んでみました。
読んでみるとクマはそこまで恐ろしい生物ではなく、クマも人をおびえながら生きてきた事がわかりました。
ただ近年人間が山の中にゴミを捨てたり、クマの餌にならない針葉樹を植林するなどして町に降りてきているとあり、人要因なのに熊が悪いみたいな流れもなんだかなと感じることができました。