【感想・ネタバレ】沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―のレビュー

あらすじ

若槻礼次郎暗殺未遂に関与したプロボクサーを父に持ち、多様な人脈の中で育った野口。彼はタイのムエタイを「キックボクシング」として日本に持ち込み、沢村忠を擁して一大ブームを巻き起こす。さらに、まだ無名だった五木ひろしを日本レコード大賞歌手に育てあげた――。伝説の興行師の足跡と共に刻まれた、壮大な昭和裏面史を描く!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本の一番のポイントが野口修が沢村の試合に関してのフェイクを認めて話すか?という点。
野口は最後までその点に関しては話さなかった。
ある意味、その点は素晴らしい。
沢村忠の幻想を彼なりに守った。
時間が経ったからと何でも話していい訳ではないよなぁ。

0
2024年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出てくる名前がとんでもない人ばかりで読んでてクラクラしつつもその頃の日本がどういうバランスで成り立っていたのかが理解できた


真剣勝負をやりたがった沢村忠に対して「キックを軌道に乗せるのためだ。」と説得する社長の野口修。まるでかつての船木と前田日明のやりとりのよう。


「(サームラは)イイヒトだったから俺は負けた。」という発言には思わず泣きそうになった。

0
2021年03月17日

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