あらすじ
いつもの絵本が、子どもの能力を伸ばす最高の教材に変わる!
「読み聞かせ」と聞いて、あなたはどんな光景を思い浮かべますか?
親が絵本を読み、それを子どもが静かに聞いている。
多くの人がこんな光景を思い浮かべることでしょう。
じつは、こんな「いつもの読み聞かせ」に、あることをプラスするだけで、子どもの能力が飛躍的に伸びる方法があります。
それは、読み聞かせの最中に親子で「やりとり」をすること。
たったこれだけのことで、「自分で考える力(思考力)」や「読解力」「自分の意見を言う力(伝える力)」など、社会を生き抜くために必要なさまざまな子どもの能力を育むことができるのです。
「ネットやテレビで言っていることは本当なのだろうか?」「この情報は自分にとって役に立つものなのか?」と、情報を読み解き、自分で考える力、そして、その考えを相手に論理立てて主張する力は、現代の子どもたちに求められる必須スキルです。
本書では、ハーバード大学をはじめ、アメリカの大学で長年研究されてきた、子どもの能力を伸ばす絵本読み聞かせのメソッド「ダイアロジック・リーディング」を紹介します。
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Posted by ブクログ
読み聞かせは対話形式で読み進めるのが良いというメソッド本。
我が家の娘も今は小学生となりましたが、娘が小さい頃、無意識にもこの方法で読み聞かせをしていました。
結果として、この方法が語彙力だけでなく読解力や伝える力を養うのに最適な方法だったとこの本を読んで知ることができました。
事実、5歳後半には自分で物語を考えて絵本を自作していてビックリしたのを今でも覚えています。
今は動画に夢中になって、全然本を読んでくれなくなってしまいましたが、それでも同年齢の子に比べると語彙力は高い方だと思います。
また、この本にあった、読書量と読解力は比例しないという科学的データは意外でした。もう読み聞かせと言っても聞いてくれないような年齢になってしまったし、自ら進んで本を読んでくれないのが心配ですが、量より読み方の質にこだわっていけたらなと思わされた一冊でした。
Posted by ブクログ
具体的におすすめの本があり、今晩から実践してみようと思う内容だった。
子供の集中力を妨げるかな?と思う事もあったが、それについても解説されており安心した。
Posted by ブクログ
目から鱗。
今まで何も考えずに読み聞かせしていた。
長男が年少さんくらいのときに出会いたかった。
とにかく読み聞かせはアクティブに!
どうしてだと思う?
自分だったらどうする?
次どうなると思う?
この子、どんな気持ちだろう?
…などなど。
とにかく色々と子どもに聞いてみる。
さっそく名作『ないたあかおに』実践してみたところ…、子どもが全然登場人物の気持ちを想像できていないことが発覚。なんなら、ストーリーの流れも追えていない。きっとかたわらで聞いていても、チンプンカンプンで、この物語の良さなど1ミリも理解していないだろう。。。
そんな子どもの将来がめちゃくちゃ心配。
空気が読めない、相手の気持ちがわからない、自分の気持ちや考えもわからない…そんな子になってしまうのではないかと不安になる。
著者が薦めるダイアロジック・リーディングをこれから実践していきたい。
できることなら著者に弟子入りしたい!
Posted by ブクログ
ダイアロジックリーディング。子育て前に読んで良かった!と思える本。実際にやってみたいと思えた。赤ちゃんも、子供も、そしてパパママ両方ともが楽しむことが肝要。
Posted by ブクログ
●ダイアロジック・リーディング
・対話、ダイアローグの
●PEERの順序で行う
・P:Prompt:促進、発言するように促進する。質問をする、発話を促す
・E:Evaluate:評価、子どもの発言に対して評価する。相槌をうつ、褒めるなど
・E:Eypand:拡張、子どもの発言を拡張する。リフレーズする、情報を足す、質問を重ねる、話題を広げるなど、
・R:Repeat:反復、子どもの理解を促進するために反復する、大事な単語を繰り返す、話を要約するなど
●7つの問いかけ
・何質問のやりとり
・何質問に対する子どもの答えの拡張
・子どもの答えの反復
・決まった答えのないやりとり
・文章を完成させるやりとり
・ストーリーを思い出させるやりとり
・子どもの生活と関連した質問
●伸ばせる5つの能力
・見る力、聞く力、知識・語彙力、考える力、伝える力
・入力:見る力、聞く力
処理:知識・語彙力
出力:伝える力
・2.3歳、見る力、聞く力、知識・語彙力
4.5歳、考える力、伝える力
●集中力は子どもが関心を持ったことに対して自然と発揮されるもの
●成功させる5つのコツ
・褒めることと励ますこと
・必要に応じて情報をつけ足し、子どもを助ける
・子どもの興味にしたがう
・楽しむこと
・問いかけのかわりにコメントを入れてもいい
Posted by ブクログ
絵本を読み聞かせるときにやりとりをすることで、語彙力や伝える力が伸びるということがとても理解できた。
普段からもやってはいたが、「本人が集中しているのを邪魔しているのではないか」「勉強っぽくなっているのではないか」とこれでいいのか迷いがあったので、堂々と続けようと思う。
まずは子が3歳の間までは語彙を伸ばすことをメインに、4歳以降は考える力と伝える力を意識して問いかけてあげようと思う。また、小学生以降も読み聞かせ継続するぞ〜!
Posted by ブクログ
この手の本に良くある「だと思う」系の主張ではなく、しっかり研究に基づいて書かれてるのがとても良い.
具体的なやり方も載っているのでオススメ
ダイアロジックリーディング実践してみようと思う
Posted by ブクログ
日米の読み聞かせの違い、ダイアロジックリーディングについて。
ざっくり言うと、絵本を読み聞かせする際には、ただ黙って聞かせるのではなく、そこに描いてある絵や出来事について子供に質問ややり取りをしながらすると良いということだった。
Posted by ブクログ
ダイアロジックリーディングについては知っていて、洋書の音読ではやっていたが、和書の読み聞かせでもやれば良かったと、今さら気づかされた本。
米国に比べて読み聞かせの間に対話が少ない日本。
対話を通じて、伝える力や思考力が身についていくという。
もちろん親子のコミュニケーションとしての読み聞かせではあるが、言語教育にも役立つような、PEERを意識した読み聞かせをこれからやっていきたい。
Posted by ブクログ
思考力・読解力・伝える力を伸ばすダイアロジック・リーディング。読み聞かせ中の質問で上記の力を引き出すことができるとのこと。読書量=読解力がある、ではないことを忘れがちになっていたので改めて読み聞かせに取り入れなければと思うも、最近は子ども1人で読むことが多く、また習慣化する所から始めないと。息子は特に伝える力が弱いため、例を示しながら楽しく教えていきたい。バムケロシリーズのように細かい描き込みがたくさんある絵本も会話が広がる手助けになりそう。
Posted by ブクログ
ダイアロジックリーディング(子どもとやりとりしながら行う読み聞かせ)の本
私はなんとなくやってたけど効果があると知れて嬉しかったし、方法論も理解できた。日本の読み聞かせを否定しないのも好意的!どちらも実践していきたいと思った。
Posted by ブクログ
読み聞かせをするうえで、自分なりの方法を模索するための参考になった。
ダイアロジックリーディングは、いわゆる対話しながらの読み聞かせということになり、新しい読み聞かせ方法と認識。
Posted by ブクログ
アメリカで主流となる本の読み聞かせであり、言語教育にフォーカスした「ダイアロジックリーディング」について書かれた本。
絵本を読む際に、日本では子どもが静かに聞いているのが一般的であるのに対し、アメリカでは対話をしながら読む。これは教育の現場でも同じで、日本では知識の習得が主だが、アメリカでは自分で考えて意見を言うことが求められる。
絵本の読み聞かせについてはどちらが良い悪いではなく、なにの効果を求めるかということ。
ダイアロジックリーディングでは自分の頭で考える力、自分の考えを相手に伝える力を身に付けていけるとのこと。
この先の時代、知識を持っていることよりも、知識をどう使うか…そのために聴く力や考える力、伝える力は必要になるので、毎日やる絵本の読み聞かせで今からそれを身につける機会になるなら、この先もやっていこうと思いました!
とはいえ、絵本は親子のコミュニケーションでもあるのでお話の世界観に一緒に浸る時間も大切なもの。
無理せず、どちらかに偏りすぎず、楽しみながら絵本timeを過ごしていきたい。
Posted by ブクログ
アメリカ式読み聞かせから生まれた、ダイアロジック(対話:dialogueの形容詞)・リーディングが取り上げられている。
説明だけでなく、活用方法や具体例が挙げられていて分かりやすかった。
絵本の読み聞かせ時だけでなく、他のシーンでも活用できそうなので、少しずつでも意識していきたい。
Posted by ブクログ
これから生まれる子供のために読んだ本。
絵本の読み聞かせについて書かれている。
日本とアメリカの絵本の読み聞かせの違いを学び、どちらの良いところも取り入れたいと思った。
Posted by ブクログ
絵本の読み聞かせは、子どもに考えさせるために対話型にすべき、という内容が書かれた本。
納得できる内容だったし、記載された中でこれまで実践できていた内容は今後も続けたいと感じたし、「何故〜しているか」「〜だったらどうする」等といった問いかけは節々で行ってみたいと感じた。
Posted by ブクログ
子どもの思考力や読解力、伝える力などを伸ばすための手法として、絵本の読み聞かせの最中に親子で「やりとり」をするという「ダイアロジック・リーディング」を紹介。
「ダイアロジック・リーディング」は理に適った読み聞かせであり、自分の子どもに絵本を読み聞かせる際に取り入れたいと感じた。
Posted by ブクログ
子供の思考力を伸ばすために対話的に絵本を読む「ダイアロジックリーディング」の重要さや実践方法を説く本。実践方法:PEER (Prompt, Evaluate, Expand, Repeat) 語りかけ育児の文脈でそうとは知らずに既に結構実践していたが、改めて意識的にやってみようという気になれた。
Posted by ブクログ
我が子がかなりの絵本好きで、私も本好きなので
ただ読み聞かせるよりも何かプラスアルファがあれば
と思い参考にした本。
アメリカと日本の絵本の読み聞かせに対する違いを用いて、どちらが良い悪いではなく、
両方の良いところを紹介してくれている。
新しい教材を買うことなく今すぐ実践できることが沢山あって、
しかもそれが想像力や豊かな心といった絵本で育ちそうな情操教育などだけでなく、
情報分析能力や注意力など様々な能力に働きかけるというから実践する側としての(言い方は悪いが)お得感も感じる。
Posted by ブクログ
読み始めた当初は「ウッアメリカ礼賛か?日本の読み聞かせだっていいんだゾ」と思ってたけど、だんだんと解消され、最後は「そうね、そもそも娘も読んでるとき質問だらけだしここに書かれてることを実践させてもらおう」と思えた。
自分のメモ
どう思った?
どうしてそう思った?
PEERホワイトハース
Promote
Evaluate
Expand
Repeat
①何質問のやりとり
②子どもの答えの拡張
③答えの反復
④オープンクエスチョン
⑤文の補完
⑥ストーリーの想起
⑦生活との関連
Posted by ブクログ
確かに読み聞かせのときは子供は受け身で静かに聞くスタイルでした。日米で読み聞かせ方に違いがあると走りませんでした。ダイアロジック・リーディングやってみようと思います!
Posted by ブクログ
毎日本書に書かれているメソッドを自然にやっていて、子どもの語彙力がみるみるうちに増えているので効果があるな〜と思う。絵本は読み聞かせるというより対話のツールと捉えるのがよいよね。
Posted by ブクログ
本の読み聞かせを習慣化すること
ー毎日園から帰ってきたら読み聞かせをする
ー寝る前は必ず読み聞かせをする
など
こどもは
自分に注意を向けてくれてるという愛情を感じる
父親も、読み聞かせをする
Posted by ブクログ
普段の読み聞かせを少し変えるだけで、子どもの読書の質は上がります。そして子どもの能力を飛躍的に伸ばすことができる。
文部科学省2020年から実施される新しい学習指導要領について、「これからの社内が
どんなに変化して予測困難な時代になっても、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい」
思考力と伝える力。
どう思う?なぜそう思う?
一朝一夕ではない。幼少期からの積み重ね。
欧米ではその教材として絵本を使う。
ダイアロジック・リーディング
物語を分析する癖をつけることで読解力。本を読み込む技術。想像力などが強化できる。
話を聞きながら考える習慣をつけることで人の話を深く聞くことができるように。
子どもの発話を促すことで、語彙の習得だけでなく考えをまとめる練習や話す練習ができる。
Prompt促進 本について何か発言するよう
質問をする、発話をうながす
Evaluate評価 子供の発言に
相槌、褒める、否定はNG
Expand拡張 子どもの発言を
リフレーズ、情報を足す、質問を重ねる、話題を広げる
Repea反復 理解を促進するために
大事な単語を、話を要約
ストーリーを思い出させたり
生活と関連した質問
論理的思考力を学ぶとき、因果関係。
そこから考える力のトレーニング。
俯瞰力と応用力。
世界に没入するだけでなく、対象から距離を置くことで、物事を並列的に捉える。思考の癖。子供の時から特訓で身につく。
情報を受動的に受け止めるのではなく、自分なりに咀嚼しながら観る習慣。