あらすじ
東京葛飾区のマンションで、女子大生が殺害された。特捜本部入りした姫川玲子班だが、容疑者として浮上した男は、すでに別件で逮捕されていた。情報は不自然なほどに遮断され、捜査はいきづまってしまう。事件の背後にいったい何があるのか? そして20年前の少女失踪事件との関りは? すべてが結びつくとき、玲子は幾重にも隠蔽された驚くべき真相に気づく!
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Posted by ブクログ
久しぶりの姫川シリーズ
面白い。
一番好きなジウサーガとはまた違う面白さがありますね。姫川シリーズは。
まだまだ終わらないで
続いていく感じが
ファンにはたまらないです~
玲子ちゃんの恋?の行方も気になりながら
どうか辛い大事件になりませんようにと願い
次のオムニバスへいく準備に入ります。
Posted by ブクログ
拉致がなんで起こるのか、起こったのか、ちゃんと知りたいと切に思った。怖いけど。何となく他人事、のままじゃいけないんだろうな。国防ってなんだっけ、とか。ホント他人事になってる。
Posted by ブクログ
切ない気持ちが溢れてくる。
人生の何気ない幸せを実現できない無念
それを知ってしまっても正義を貫かねばならない矛盾
この国の得体の知れない闇そして国を守ることと個人を守ることが相容れない歯痒さ
最後は、図らずも恋慕う気持ち
まあ、私的にはすごい内容でした。
Posted by ブクログ
姫川シリーズ
少女の失踪がどう繋がっていくかと思いきや、まさかそう来るとは!
それにしてもやるせない物語だった。
誰も幸せにならずに結末を迎えてしまったし、母親の涙で崩れ落ちるシーンは声が詰まる。
それにしてもガンテツ、あそこまで行ったんならどうにかしてほしかったな。
武見も最初の印象最悪だったけど、雨のシーンで180度印象変わった。
Posted by ブクログ
【2023年101冊目】
北朝鮮拉致問題が絡んでくるとは露にも思わず、今回もいろいろな事件が複雑に絡まりあって、も〜複雑でした。そして、「ソウルケイジ」のとある描写に血の気を失いながら読んでましたが、今回はもっとやばかった。手の力全部抜けたので、時折振ってなんとかしようとしたくらい。詳細な描写怖い。
解決していない事件があったり、霞ヶ関の闇に触れていたり、キーマンとなる人物が何人か出てきたり。次作以降に繋がるであろう伏線が多く、ますます目が離せないシリーズとなりそうです。
Posted by ブクログ
安定のグロさです。
痛々しすぎるのでそのシーンは会話しか読まないようにしました…。それでも痛い。
長年想い続けていた人も残念な結果に。
普段他人事と思っていた拉致問題について深く考える機会の話となりました。
新キャラ武見さんが姫川シリーズでは見ないキャラだったので、姫川さんとの関係も今後楽しみになりました。菊田はこの2人をどのように受け止めていくのかな?ワクワクします。
Posted by ブクログ
実際の世界でも未だ完全解決をしていない拉致問題に取り組んだ今作品。
前半から中盤まではそれぞれのパートが全く繋がらず、登場人物がどんどん増えていくので誰が味方で誰が黒幕なのか分からない。
後半一気に全てのシーンが1つに繋がり、拉致問題に巻き込まれた女子高生とその家族・恋人の悲哀が描かれたところは一気に引き込まれた。
当初は敵が多かった玲子も大事な人を亡くしつつも徐々に味方が増えてきているように思う。何より天敵であった日下が玲子の上司となり、味方になってくれそうな雰囲気をもたせているのが良いと思う。
それと最初は敵かと思っていた検事:武見と玲子の関係が深まっていきそうな気配もあり続編が非常に気になってくる。