【感想・ネタバレ】か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

みんなには隠している、少しだけ特別な力を持った高校生5人。別に何の役にも立たないけれど、そのせいで、クラスメイトのあの子のことが気になって仕方ない――。彼女がシャンプーを変えたのはなぜ? 彼が持っていた“恋の鈴”は誰のもの? それぞれの「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。甘酸っぱくも爽やかな男女5人の日常を鮮やかに切り取った、共感必至の青春小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

5人の仲良しグループのお話。
一人一人の視点で描かれている。
まずは京くん。
暗めで自信が無いけどミッキーに恋している。
頭の上に記号が浮かんでて人の気持ちを見て分かることができる。
エルに思ってる事とかを見てとても優しい子だと思った。
次はミッキー。
ミッキーはバーが見えて相手のテンション感が分かる。
文化祭でいつも明るいミッキーがミスをしてしまう。
パラとの友情関係がすごい良かった。
次はパラ。
この本の中で1番好きかも。
自分の気持ちを隠していつも考えて行動してる。
ヅカがパラの気持ちに気づいた時感動した。
そしてヅカ。
一言で言うとめっちゃ良い奴。
1番友達になりたい。
詳しくは書かれてないけどエルのことが気になり出てたんじゃないかな。
最後にエル。
元々不登校だけどミッキーたちと仲良くなってどんどん明るくなってる様子が良かった。
最後のミッキーと京くんの勘違いは予想してなくて面白かった。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5人それぞれが自分が持つ特別な力の存在に悩ませられながらも、心の中で必死にもがいて、最終的には自分を理解して認めてあげられていたところが素敵だなと思った。終盤にこの本のタイトルである「かくしごと」は単なる「隠し事」という意味のほかに「各仕事」という意味が込められていたことがわかり、とてもハッとさせられた。いつも明るくてヒーローのようなミッキーにはミッキーの役割が、内気で人に嫌われることを恐れてしまうエルにはエルの役割がある。私はどっちかというとエルに似ていて、ミッキーみたいな子になりたいけれどなれない自分を嫌いになってしまうところがあるけれど、そんな私だからこその役割があったらいいなと思った。恋や受験勉強や修学旅行など青春がたくさん詰まっている作品で、私も高校生に戻りたいなと思ってしまった。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

普段小説を読む機会がなかった自分に、
読書にハマるきっかけをくれた大事なら一冊。

学生らしい悩み。
みんなそれぞれ能力があるけど、それって特別な力じゃくて、みんな持ってる力だと思った。
心の動きがシーソーみたいに見える、感情が見える、喜怒哀楽が見える、鼓動の速さが見える、好意の矢印が見える。
それって結局よく相手を見て、相手のことを考えて行動してるのと同じなのかなって

ものすごくリアリティがある青春物語でした。

あと実写版の出口夏希がかわいかった。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだろう。不思議な感じ。

面白くないわけじゃない。
それぞれが違う形で能力があるのも面白い設定だし、曖昧なまま余白のある終わり方をするのは好きだし、裏表紙のQRコードから更に楽しめるのも最高にテンションが上がった。
だけれど、なーんか腑に落ちないというかなんというか。
不思議な感覚。


ここからは感想外。
私はきっとパラとエルに似てる。
たまにミッキーも装う。
私の夫は京くんみたいな感じ。
だから、この話を読み進めると、私たち夫婦みたいなやり取りが多々あって、心境がバッチリそのままで、その点は楽しかった。
あと、個人的にはミッキーの能力が欲しい。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブルにて。

人の気持ちが「!」「?」「、」「。」で見える男子(京)、人の気持ちの浮き沈みが方向で分かる女子(みき)、人の心拍数が分かる女子(パラ)、人の喜怒哀楽がトランプのマークで分かる男子(ヅカ)、人の恋心が矢印で分かる女子(エル)。
そんなお互いに隠し事を持ち、でもその能力のせいで絶妙にすれ違う5人組高校生の話。

聞き流す分には面白い。ただその能力が最大限生かされたストーリーになっているか、と厳しいことを思ってしまう…。笑
大学時代は住野よるさんの本が好きだったけど、最近何冊か読んでみて刺さらないからこれは本の当たり外れというよりは、私自身が住野よるさんにハマらなくなってしまったのかもしれない。

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2025年11月14日

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