あらすじ
三歳の時に転んだ衝撃で前世を思い出した、侯爵令嬢ヴァイオレット。かつて日本のOLだった頃の記憶を取り戻した彼女は、転生前の知識を活かし、穏やかな生活を楽しんでいた。しかし、彼女が十歳になったある日。とある出来事をきっかけに、今生きている世界は前世でやりこんだ乙女ゲームと同じ世界で、自分は悪役令嬢の母親になるキャラクターだと気づいてしまった! ゲームの悪役令嬢はヒロインをいじめ、最後には追放される。そんな彼女が悪行に走った理由は、歪んだ家庭環境だった。――娘が立派な悪役令嬢に育った元凶、わたしじゃん! そう考えたヴァイオレットは、夫になる予定の幼馴染との結婚を避けるべく、奔走し始めて――? 破天荒令嬢のドタバタ奮闘記、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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幸せな読後感!
一気に最後まで読みました。続きが気になって、途中で止められませんでした。
レティは優しく、とても可愛らしいだけでなく、ゲームの自分に引きずられず、今の自分やテオを信じて受け入れる強さもある女性でした。メインキャラ、みんないい子!
アルのプロポーズやレティのプロポーズのシーン、どちらもステキです。バーベナちゃん達のことも最後に語られていて、幸せな気分になりました。安心して最後まで楽しんで読んでください♪
減刑を願った侯爵令嬢はどうなったのか?その後の処遇が気になります……
テオの贈り物のポプリのくだりがあったことにより、ヴァイオレットはテオにそのまんまいくんだろなって読めます。アルとテオとヴァイオレットの三角関係なところが描写としてないので、そこら辺の恋愛の醍醐味はないです。ときめきが欲しい!って方はものたりないかも。
転生悪役令嬢もの王道ですね
悪役令嬢で最後には悲惨な終わりになるはずが、転生前にそのストーリーをプレイしていたことで逆に周りから愛されてしまうっていう王道ストーリーでした。決して酷評しているわけではなくそういうのが好きなのでその展開に大満足です。
主人公もそうですが、彼女の侍女のハイスペックさが凄いです。そんなハイスペック侍女アンナの話もあったら面白そうですね。
匿名
母親の位置がイマイチ活きてない
悪役令嬢ものらしい作品。
ストーリー自体は、ライバル(悪役)がハッキリ分からないまま進むのが興味を引くし
実は本当のヒロイン役は、、、
という辺りも面白くあるが
恋愛要素はあまり盛られていないので
恋の鞘当てや切ない恋愛劇、甘々を見たい人には物足りない。
非常に残念なのは「悪役令嬢の母親」との設定がほぼ活かされていない点。
別に母親じゃなく、悪役令嬢自身で書いてもよいストーリー、展開、オチ。
母親の立ち位置ならではの部分が乏しい。
未消化な部分も幾つかあるし、一部にはハッピーとは言えない決着もあって、少々蟠る。