【感想・ネタバレ】群青のタンデムのレビュー

あらすじ

警察学校での成績が同点一位だった、戸柏耕史と陶山史香。彼らは交番勤務に配されてからも、手柄争いを続けていた。そんなある日、一人の年老いた男が交番に訪ねてきた。商店街の建物の間の細い隙間に、一人の少女がずっと動かないでいるという。耕史は様子を見に行くことにするが……(「声色」より)。ベストセラー「教場」シリーズ、『傍聞き』などで今最も注目を集めるミステリ作家・長岡弘樹の警察小説、待望の文庫化。――驚愕のラストを知った時、物語の表と裏がひとつになる……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

警察学校の同期の男女1組の定年後までの関係をそれまでのポイントとなる事件を絡めて描くという広大さに反してページ数が薄いのは、極端なまでに無駄を排しているからで、これが面白さに繋がっていればいいのだが、如何せん、読みづらさに繋がっているのが難。最終編にてある事件の意外な犯人が浮かび上がると共にその驚きの動機が分かるという構成なのだが、これがまた分かりにくい。ストーリィ的にもネタ的にも面白いのは確かなので、もっと違うアプローチで書かれていたらとと変に悔やまれるという謎の余韻を心に残すのだった。

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2020年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

警察学校時代からのライバルの2人の警官を主人公にした短編集だが、それぞれの話が長い年月の間に繋がっていき、全体としてひとつの物語になっているという構成。
ラストは少し予想外の展開で、主人公のうちの一人がいつ真相に気づいていたのか気になる終わり方だった。

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2016年08月23日

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