【感想・ネタバレ】水都 東京 ──地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外のレビュー

あらすじ

川、海、濠、湧水、池、用水。東京は下町から郊外まで、豊かな水辺をもっている。この都市の象徴=隅田川、文明開化のモダンな建築群が水辺を飾った日本橋川、世界にも類を見ない豊かな自然環境を保有する皇居・外濠、凸凹地形と湧水が目白押しの山の手、水辺をたどれば古代の記憶に触れることができる武蔵野……本書は東京各地をめぐりながら、この魅力的な水都の姿を描き出す。『東京の空間人類学』から35年、著者の東京研究の集大成がついに刊行!

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Posted by ブクログ

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<目次>
第1章  隅田川~水都の象徴
第2章  日本橋川~文明開化・モダン東京の檜舞台
第3章  江東~「川向う」の水都論
第4章  ベイエリア~開発を基層から考える
第5章  皇居と濠~ダイナミックな都心空間
第6章  山の手~凸凹地形を読む
第7章  杉並・成宗~原風景を探る
第8章  武蔵野~井の頭池・神田川・玉川上水
第9章  多摩~日野・国分寺・国立

<内容>
東京を多摩地区まで広げて、「水」をキーワードに展開する都市論。イタリアの分析技法を東京にも生かしている。昨今の地形ブーム(「ブラタモリ」など)と歴史をうまく取り込みながら、人々が何を考えてきたかを分析する。陣内先生も結構なお年だったんですね…。

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2020年11月08日

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