【感想・ネタバレ】小説 イタリア・ルネサンス1―ヴェネツィア―(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台は16世紀のヴェネツィア。若き外交官マルコは、欧州制覇を目論むスペインとトルコとの外交戦線の最前線に立たされる事となる。
CDXという国家最高機密組織の一員として旧友であるアルヴィーゼとの再会から話が始まっていく。
物語は、最初にヴェネツィアの聖マルコの鐘楼から警察官が飛び降りるところから始まる。その事件の裏に隠されたスペイン王室が企んでいたマルコの愛人のオリンピアによるスパイ行為。また、アルヴィーゼ側のトルコ宮廷の軍人としての行動と末路。
事実を織り交ぜつつ、小説仕立てにする塩野七生先生らしい本になっている。
また、最後にマルコが次の都市に旅立っているのでオリンピアとの恋の行方も気になるところ。

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2022年07月19日

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