あらすじ
「勘違いしないでくれたまえ。あなたには私のお飾りの妻になってもらう」
幼馴染みのハロルドとの婚約を解消された伯爵令嬢のセレイア。我が儘王女が美貌の騎士である彼に一目惚れして略奪し、邪魔者扱いされたのだ。辺境伯に嫁ぐよう命じられるが、お飾りの妻宣言をされ冷遇されてしまう。一方ハロルドはセレイアを諦めきれないでいた。思いを募らせたまま危険な紛争地へ出征するが……。初恋を一途に貫く堅物騎士と、運命を粛々と受け入れる不遇の令嬢。そして恋に純粋であるが故に不憫な辺境伯。三人の思いが行き着く先は!?
※サイン版との重複購入にご注意ください。
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すっごくおもしろかった！
初めて読む作家さんでしたが、とにかくとってもおもしろかったです。
ついつい読み耽ってしまって寝不足になるほどおもぢろかった！
登場人物がそれぞれとても魅力的で、主人公カップルがどうなるのかとハラハラしたり、2人の回想シーンにもジーンとしたり。
とにかくすごくテンポもよくて、何度も読みたい作品になりました。
ラストの方のディルクのセリフが全部煉獄さんみたいだと思ったのは私だけでしょうか(笑)。
次も楽しみ！
ちょいちょい笑える
親同士が親友で生まれた時から婚約者として育った2人。王女の横恋慕で婚約解消させられ、ヒロインは辺境伯に王命で嫁がされるのですが、それまで当たり前に隣にいたヒーローへの愛情を、失った事でじわじわと感じていく描写がとても丁寧で良かったです。
辺境伯ディルクは男としてはクズな残念野郎なんですが、途中から不憫になってきて、読み終えるときには幸せになって欲しい、とついつい肩入れしてしまいました。
後日談の、失恋したメイドを励ました話も良かった。
(*´∇｀*)
実は思考が天然なところのあるヒロインで、ちょいちょい笑える場面もあり、楽しく読了。
Posted by ブクログ
伯爵令嬢のセレイアの婚約者は端正な顔立ちの騎士だった。彼は王女の目に止まり、王女と婚約することに。
セレイアは婚約を破棄された挙句、王女に疎まれて辺境伯へ嫁ぐことを命じられる。
しかし辺境伯には恋人が。
初顔合わせでいきなり『お飾りの妻』宣言。
更に辺境伯は王女の言葉を間に受け、セレイアを冷遇するが。
セレイアは元婚約者への想いを捨てきれないまま、辺境の地でのんびりと暮らし始める。
元婚約者のハロルド、辺境伯のディルク、共に外見は女性に騒がれる美丈夫たち。
ハロルドの生真面目すぎる残念ぶり、ディルクの自信過剰な残念さ、切ないお話なのについニヤリとしてしまう。
匿名
婚約破棄
結ばれない運命だったんだと言いながら、淡々と婚約解消して別々の人と婚約した二人が少しずつ弱っていって、お互いのかけがえのなさを再確認する切なさ満載のお話のはずが、散りばめられた可笑しさのお陰で深刻になりすぎない。
このバランスが素晴らしいです。
面白かった。
なるほど、確かに、王女様に婚約を破棄されたおかげで幸せですねｗ
と、読み終わってニヤリとしてしまいました。うまいこと言うなぁ、的な。
最初に無理やり婚約を破棄されて、ヒロインが辺境伯に嫁いで、ヒーローのことを想いながらすごすところは切なくて泣いてしまいました。
なのに当て馬の辺境伯が…後半、一人でお笑い要素を担当していらっしゃるｗ
読み進めていくと嫌いになれないんですよね、辺境伯様。
反対に不憫なのが王太子殿下…彼も幸せになりますように。
おもしろかったです！
何だかいらつく
試し読み増量版を読みました。
わがままな王女様から婚約者を奪われて、王命で見ず知らずの辺境伯と婚約させられた令嬢。
婚約者だった彼は、母親同士が親しくて、産まれたときから縁組みされてて、燃えるような恋愛感情はなかったけど、大きな箱一杯になった手紙や、家族ぐるみの交友の思い出など、二人で誠実に積み重ねてきたお互いの想いは確かにあった。
なのに、王女のわがままで貶められて婚約破棄されて。彼自身も王女に恋されても嬉しくはなくて迷惑してて。
代わりにあてがわれた婚約者の辺境伯には恋人がいて、歓迎され内ばかりか屋敷にも入れてもらえず、小屋暮らし。
何かすごくいらつく！！全然納得できない。
ヒロインのセレイヤと幼馴染みの美形騎士、ハロルド。王女殿下に横恋慕されて婚約解消されセライヤは辺境伯のディルクと婚約させられてしまう。王女殿下の策略でディルクはセレイヤに対し酷い扱いをするも誤解が解けディルクもセレイヤに惹かれる。良いお話でしたが私的にですが、インパクトに欠けるかな？という点で星は四つ。ディルクが本当は高スペックでかなりの美形なのに報われない感じで可愛そうでした。
シリーズ作品レビュー
