あらすじ
1万2千年の昔、アトランティス大陸が海中に没したのち、現存する歴史が記されるまでの空白の期間にハイボリア時代なるものが存在した。この時期の伝承を伝えるネメディア国の年代記は、アトランティスの末裔、キンメリア生まれの英雄コナンの事跡を記している――。30歳で夭折した天才作家が創造し、のちに数多現れるヒロイック・ファンタジーの源となった傑作シリーズを、著者のオリジナル原稿に遡った校訂のもと全6巻に集成して贈る。横溢する妖美、奇怪はもとより一大宇宙史までをも堪能されたい。【収録作】「キンメリア(詩)」/「氷神の娘」/「象の塔」/「石棺のなかの神」/「館のうちの凶漢たち」/「黒い海岸の女王」/「消え失せた女たちの谷」/「資料編/「死の広間(梗概)」/「ネルガルの手(断片)」/「闇のなかの怪(梗概)」/「闇のなかの怪(草稿)/「R・E・ハワードからP・S・ミラーへの手紙」/「ハイボリア時代」/解説=中村融
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
『氷神の娘』
雪原での戦い。戦いで傷ついたコナンが出会った少女と雪の巨人達の謎。
『象の塔』
ザモラ王国の都市シャディザールに立つ巨象の塔。巨象の塔に棲む魔術師ヤルの持つ宝を狙って侵入するコナン。塔の中で出会った盗賊タウラス。巨大な蜘蛛との戦い。塔の中に監禁されている生命体の秘密。
『石棺のなかの神』
聖堂の警備兵アルスが見つけた死体。町の金持ちプブリコの遺体。付近で発見されたコナン。警備隊の尋問。殺人の容疑をかけられるコナン。何者かに依頼され聖堂に侵入したコナン。殺害直前のプブリコの行動の秘密。石棺に隠された謎。
『館のうちの凶漢たち』
王国の権力を握る〈紅の司祭〉ナポニドゥスに目をつけられた貴族ムリロ。アムの寺院を襲撃し捕えられたコナンを脱走させることを条件にナボトゥスの暗殺を依頼する。脱走計画の失敗から自ら暗殺を企てるムリロ。何者かに殺害されたナボニドゥスの従者。ナボニドゥスの服を着た類人猿タク。地下の迷宮に閉じ込めらたムリロとナボニドゥス、コナン。
『黒い海岸の女王』
クシュに向かう船に乗り込んだコナン。黒海を荒らしまわる女海賊ベリ。ベリに襲われた船の上での戦い。生き残ったコナンを見染めたベリ。ベリの愛人として海賊船での地位を築いたコナン。入っていた船が何者かに襲われる密林への冒険。翼をもった怪物との戦い。廃墟での戦い
『消えうせた女たちの谷』
ケシャタの都に向かう途中に弟と共にバユユの王に誘拐されたリヴィア。殺された弟。バユユの王を訪れていたコナン。脱走しコナンに助けを求めるリヴィア。バユユの王が運ぶ荷物の中に隠された怪物との対決。
資料編
『死の広間』
『ネルガルの手』 (断片)
『闇の中の怪』
『闇の中の怪』 (草稿)
『ハイボリア時代』