あらすじ
動物診療所を営む獣医・遠野太一の幼馴染で、ペットショップを経営する小塚恭平が、自宅マンションでラッセルクサリヘビに噛まれて死んだ。ワシントン条約で取引が規制されている毒蛇が、なぜこんなところに? 死に際に恭平から電話を受けて現場に駆けつけた太一は、恭平の妹で今は東京税関で働いている利香とともに、その謎を解き明かそうとするが、周囲に不穏な出来事が忍び寄り……。
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Posted by ブクログ
帯に惹かれて購入
本当にこれがデビュー作品とは思えないくらい完成度が高いと感じた
全体的にダレる事なく読めて面白かったんだけど…動物病院に入院してた子達が殺されたシーンは本当に辛かった
Posted by ブクログ
面白かったー!一気読み!
さくさくテンポよく読める。
犯人が意外性がなく後半が非現実的だったのがちょっと残念!
色んな動物が出てきて楽しかったし、密輸とか興味深かった。
Posted by ブクログ
動物好きには辛い描写がいくつかあったが、内容はとても面白かった。
妹が犯人だと思っていたので、先入観にしてやられた。
匂わせの恋愛描写は不要だったかなと…
Posted by ブクログ
お勧め度:☆6個(満点10個)第17回このミステリーがすごいの候補に選ばれたが大賞は取れなかった作品。元題は「ターミナル・ポイント」というが、改題して正解だと思う。私が購入したのもタイトルに興味を惹かれたからだ。ただラストはちょっとハードボイルドみたいになってしまったが・・・。特に山もなくスタンダードな殺人事件の域をでていない。もう少しタイトル同様衝撃的な展開かと思ったけど、割と平凡な展開に徹していた。設定に少し無理があったのかもしれない。ちょっと現実離れしたラストに驚きはしたが、面白くて読み易かった。
Posted by ブクログ
素人目に、読み終わった後でデビュー作だと伝えられても絶対に分からないほど完成度が高いと思う。
動物をテーマにした王道のミステリー。
実際に存在する動物や規約などを盛り込んでいくことでリアリティが出ていたし、その部分については全くの無知だったので勉強にもなった。
王道というだけあって、展開はなんとなく読めてしまうが、それだけにテンポよくスルスルと内容が入ってくるので気持ちが良い。
ラストは漫画のような怒涛の展開。
犯人はかなり意外な人物だと思う。
結局犯人も死んでしまうので謎の残る部分もあるし、
何より、事件を受けて生き残っていた人物の中で特に動物のことを思っていた利香が、あっさりとその職を手放してしまったこと、さほど気にしていないというような態度がなんだか拍子抜けというか…「本当にそれでいいのか?」というモヤモヤが残ってしまった。