あらすじ
儘宮宮子のもとに一通の招待状が届いた。書かれていたのは――
・参加費50万円
・幸せで安全な出産と、愛する我が子の輝かしい未来を獲得する未曽有のチャンスを進呈
・デリバリールームへの入室が必須
尋常ではない申し出に困惑しつつも、宮子はこの招待を受けることにする。それぞれの事情を抱えた妊婦5人がそこに集った。一体何が始まるのか? そして誰に安産の女神は微笑むのか!?
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Posted by ブクログ
小さいサイズ、異なる紙質の紹介状が付いている特別仕様。妊婦小説。こんな物語は読んだことない。主人公が勝ち上がっていく姿は、清涼院流水『全日本じゃんけんトーナメント』や西尾維新『十二大戦』『刀語』を連想した。単純にゲームが進んでいくのではなく一癖も二癖もある展開は西尾さんの真骨頂。妊娠ネタ盛りだくさんで勉強になる点も多い。ベビーシャワーゲームのクイズの答えは結構分からないものがある。
Posted by ブクログ
西尾維新作品にしては異色の、性的な話題が多い作品。しかも主なテーマが妊娠。
幸せな出産を保証すると言うデリバリールームに集まった妊婦5人の背景がみんな深くて重い。いつもの言葉遊びが救いなくらいに重い。しかも「幸せな」と言っておきながら、数々のゲームが待ち受けている。めちゃくちゃダークじゃないか!と思ったけど、要所要所に子どもを産むことの大変さ、生きていくことの大変さ、でも大変なことばかりではないこともあって、希望もある。
なによりも主人公補正か運か強い。家族もやばそうだけど、強く生きていきそうだし余生が長そう。
Posted by ブクログ
「幸せで安全な出産」のために、選ばれ集められた妊婦たちが廃病院で「デスゲーム」をする物語。
妊娠•出産という概念自体とても苦手なので「西尾維新」だから読めた、という感じ。言葉遊びや強烈なキャラクター、最後に絶望は持ってこない西尾維新だから。
Posted by ブクログ
不謹慎なのでは?という方向性のハラハラをずっとしていた気がする。文章が軽妙で読んでて飽きない。ストーリーはまあこうなるよねという感じ。めっちゃ意外!という展開はなかったかな。
Posted by ブクログ
妊婦×リアル脱出ゲームという内容が斬新で面白かった。私は初めて西尾維新さんの本を読んだのだが、独特な世界観に見事に引き込まれた。しかし、最後の終わり方には少しモヤッとした。主人公の母親がおかしいと思う。
Posted by ブクログ
新聞の書評を見て読んだ本。
途中何度もやめようと思ったけど、結果的にはまぁ面白かった。自分の出産を思い出した。ただ、半分くらいまでは正直ホントに読むのをやめたかった。。