あらすじ
「生きてゆくから、叱らないで下さい」(太宰治)、「わがこの虚空のごとき、かなしみを見よ。私は何もしない。何もしていない」(宮沢賢治)など、文豪が人生をはかなみ、社会に唾を吐き、鬱々とさせる言葉には、言いたいことを素直に表現した爽快感があります。本書は、文豪たちの本音ともいえる憂鬱、絶望、悲哀、慟哭に満ちた言葉をすくいとった、ちょっと変わった語録です。文豪があなたの傷ついた心に寄り添い、ソッとなぐさめます。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
癖のある文豪たち、太宰治、石川啄木、島崎藤村
夏目漱石、芥川龍之介、坂口安吾、谷崎潤一郎
宮沢賢治、佐藤春夫、有島武郎を取り上げ、
簡単な作者紹介とともに、彼らの作品のことばを
取り上げている。
しかし、憂鬱な文豪の中には「えっクズ?
クズなの?」という方がちらほら…。
遊女を漁りまくる啄木、姪を妊娠させて
その体験を小説「新生」として書く藤村
(しかも開き直りとしか言えない内容)
個人的には「若い時の写真、今ならジャニーズでは。」
という顔立ちの有島武郎に興味がわきました。
「或る女」読もうかな。