【感想・ネタバレ】地唄・三婆 有吉佐和子作品集のレビュー

あらすじ

伝統芸能に生きる父娘の葛藤と和解を描き、著者の文壇登場作となった「地唄」、ある男の正妻・愛人・実妹の3人の女が繰り広げる壮絶な同居生活と、等しく忍び寄る老いを見据えた「三婆」、田舎の静かな尼寺に若い男女が滞在したことで起こる波風を温かい筆致で描く「美っつい庵主さん」など、5作品を収録。無類の劇的構成力を発揮する著者が、小説の面白さを余すところなく示す精選作品集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

夢を表現するのが脳を活性化するなら、音楽やダンス、絵画の素晴らしさを言葉で伝える行為は皆そうなる。「地唄」は有吉佐和子の名作。ヒロインの父は人間国宝と称される三味線の名人。しかし彼女が外国人と結婚することを怒り親子の縁も切ろうとする。父の舞台の為いつものように調律をした三味線を父に渡すと、父はぐちゃぐちゃに設定を乱し舞台に上がった。その乱れた調子の三味線を鳴らしながら父は堂々と三昧境に居て、聴衆の誰にもそれを気取らせなかった。

0
2026年03月01日

「小説」ランキング