【感想・ネタバレ】ナイルに死す〔新訳版〕のレビュー

あらすじ

美貌の資産家リネットと夫サイモンのエジプトでのハネムーンに暗雲が垂れこめていた。サイモンのかつての婚約者が銃を隠し二人を付け回しているのだ。不穏な緊張感が高まるなか、ナイル川をさかのぼる豪華客船上に一発の銃声が轟く。それは嫉妬ゆえの凶行か? 船に乗り合わせたポアロが暴き出す意外な真相とは? 解説:西上心太

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生の時に映画の『ナイル殺人事件』を見てこのトリックにとても驚いてミステリにはまるきっかけの1つになった。最近また映画を見たけど、少し無理があるのかな~って思ったけど、原作だと少しカバーできていた感じ。殺人事件が半ばまで起きないけど飽きずに読めるのはさすがだな~。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1937年イギリスで出版
2003年発行 文庫
訳者 加島祥造
最初に 著者の前書きと
訳者からのおねがい が載っている
*ゆっくり読んで
*地図を見て参考に
*「探偵小説が[逃避行文学]だと
  するなら読者はこの作品で
  〜南国の陽射しとナイルの青い水の国
  に逃れてもいただける訳です」アガ
...ひととき旅するように楽しんで
ってことか...

・リネット.リッジウェイ(ドイル)
  →美貌の若い資産家女性 銃で殺される
・サイモンドイル→リネットの結婚相手
・ジャクリーン.ド.ベルフォール
 →リネットの親友でサイモンと婚約していた

リネットとジャクリーンは
親友なのに
ジャクリーンの婚約者と
リネットがいきなり
結婚していてビックリした

・アンドリュー.ペニントン
 →リネットの米国の財産管理人
  リネット夫婦がエジプト旅行に
  行くと聞いて偶然を装って
  その旅に参加する
・ジム.ファンソープ
 →英国の法律事務所職員
  ペニントンがエジプト旅行に
  リネット夫婦と共に同行すると聞いて
  大急ぎで自分も参加する
・ポアロ→探偵
・ミセス.オッターボン→女流作家
・ロザリー.オッターボン→女流作家の娘
   有名なリネットに不平等という
   感情を持っている
・ジョアナ.サウスウッド→社交界貴婦人
・ミセス.アラートン→ジョアナの従兄弟
・ティム.アラートン→アラートンの息子

リネット.サイモン夫婦の後を
ジャクリーンがつけ回し
エジプトの船の旅に参加する

リネットがジャクリーンの付きまといを
ポアロに相談 依頼 するが断られる

ポアロは
リネット サイモン ジャクリーン
3人に直接話を聞き
人物分析する

・ギド.リケティ→考古学者
  〜エジプト旅行中に
   ミセス.アラートンが現地の子供達が
   土産を買ってくれと付きまとうのを
   嫌がるところが出てくるけれど…
今のYouTube動画(エジプト等の旅)
にも似た場面出てきて…こういうの
   伝統なのか‥遺伝的性格なのか‥
今も昔も同じにみえる〜
・ヴァン.スカイラー→金持ち老婦人
・コーネリア.ロブス→スカイラー従兄弟
・バウァーズ→スカイラーの看護婦

ナイル川を船で旅して
観光地により 遺跡見たり
土産見たり そのうち
船の人と言葉交わすようになり
なんとなく性格もわかってくる
この本読んでいる時
[どうぶつの森]やっていて
本読んでゲームして…繰り返して
いたのでゲームの中で
ナイル川観光‥探検‥している
ような気分になった
その中で リネット サイモン ジャクリーン
と知り合いになり
殺人事件が起きた…

リネットが殺された後

・レイス大佐→英国特務機関員
       ポアロ時共に事件の捜査をする
・ファーガスン→社会主義的な男
・カール.ベルナール→中年の医者
 〜ポアロ 「美貌の大金持ちのリネットの
     周りには色んなものがある
     矛盾した 憎悪 嫉妬 羨望
     意地悪 まで 蝿の群れみたいに
     ブンブン…ブンブン…」
船(カルナク号)に乗っていた人達は皆
一筋縄ではいかない捻くれ者‥蝿の群れ

犯人が見つかりそうになると殺されたり‥

疑わしい人物の名前
言おうとすると銃で撃たれたり‥

コーネリア(ポアロからみると際立った性格)
にいきなりの結婚の申し込み..
..社会主義思想の汚い身なりの男..
と思いきや伯爵...
コーネリアは中年医者を選ぶ

真珠泥棒のティムと
庇おうとしたロザリーが恋仲に..

最後に犯人は
サイモンとジャクリーンとわかる
...銃で命を絶つ
犯人が自ら死を選び
悲しく 潔い キレイな終わり方

この小説より後に
書かれた小説が
アガサの小説に影響されて
いるんだろうな..
と思えてくる
ただの殺人事件の
犯人探しだけじゃなく
幸せエピソードや
悲しい愛情の話出てきたりする

前半の船旅も楽しかったし
後半の3女性の殺害事件の
犯人探しも
二転三転し
目がはなせなかった
出てくる登場人物全員
曲者だけれど
全部が善でも悪でもなくて
(ハリポタの登場人物みたい)
人との相性によっては
幸せそうだったり
不幸せそうだったりで
面白かった
訳者のアドバイス通り
ゆっくり ちょっとづつ
(1クラスの人数位 人出てくるので)
読んだ方が楽しめる
楽しい読書だった





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2025年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

船上でのクローズドサークルの中、愛憎を絡ませた人間模様と複数のミスリーディングを交えながら、ミステリーとしての完成度を高めた作品であり、面白かった。休暇中であってもポワロの賞賛欲は健在。

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クリスティー作品3冊目。
途中まで事件は起こらず、船で観光を楽しんだり会話の描写があり穏やかな旅行を感じさせる。リネット周りだけは不穏な空気が漂っていた。一度事件が起こると怒涛の展開でページを捲る手が止まらなかった。
そして、全然思ってもいない犯人だったから驚いた。


↓めちゃネタバレ



ジャッキーは悲劇のヒロインかと思っていたら頭の切れる狡猾な殺人犯だったとは…。

手荷物を調べた時ロザリーのハンドバッグから見つかったピストルがモヤモヤしてたけれど、最後に回収してくれて全てスッキリした。

ただ、リネットの死を本気で悲しむ人がいないことがすごく寂しく感じた。
『大事なのは過去ではなく未来なのである。』殺された人たちを思うとすごく残酷だ。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯行に直接関係ないような些細な謎も鮮やかに解明していく様と、ポアロの優しさというか紳士ぶりが素敵でした。「何でも持っている」と揶揄されていたリネットは、本人も言っていたとおり
周りは敵だらけで、親友や婚約者から裏切られ、
恨みを抱いてる人も多く、彼女が孤独な人間であることが分かり、人間の欲望や愛は誰にも止めらないと皮肉を感じられてよかったです。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポアロシリーズ⑮

富と美貌を兼ね備えた女性リネット・リッジウェイと夫のサイモンはエジプトに新婚旅行にきていた。しかし2人は、リネットの友人で、サイモンの元婚約者であるジャクリーン・ド・ベルフォールに旅行の間中つけ回されていた。不穏な空気の中、ナイル川の船上で事件は起きてしまう。

すごく面白かった
謎が渦巻く船の中を、登場人物一人ひとりが、行動し、さまざまな思いを巡らせる。
そこに無駄がないからこそ、ポアロによって一つ一つの謎が解けていく事で、それぞれの状況や思いに「あぁ〜そういうことか」と納得し、感情移入してしまう。

犯行の手口は素晴らしいものだったけれど、犯行前にあったポアロの優しい説得で、犯人には思いとどまってほしかったなぁ。

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2025年04月15日

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