【感想・ネタバレ】昨日、君が死んだ。 (3)のレビュー

あらすじ

人類の大半が死に絶えた終末後の世界。
仕立て屋の羽繕(はづくろ)は密かに想いを寄せていた護堂(ごどう)を目の前で亡くす。「命を与える魔法のミシン」で縫い上げた人型「ゴドー」と彼の魂を探す旅に出た羽繕の側には、いつしか幽霊の「護堂」も寄り添っていた。だが羽繕は悪魔に襲われ、庇ったゴドーは粉砕されただの布と綿になってしまう。失意の中、残った右腕を解き縫い直した「赤子のゴドー」と再び旅に出る羽繕だが、お供の黒猫の正体が実は大天使殺しの異名を持つ地獄の皇太子、しかも羽繕に求愛したため世界に88ヶ所の裂け目が生じたと判明し!?

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この世界観は唯一無二

はづとゴドーくんの旅は続く。黒にゃんこと魔法のミシン、カタツムリも一緒です。
一度滅んでしまった世界は退廃的でとても人間が住める環境ではないと思われます。しかしはづが旅しながら縫うことで、新たな希望が紡がれていくのです。楽しいお話と切ない話がごちゃ混ぜになっていて、読んでいるとさまざまな感情に襲われます。
ARUKU先生の書く文章は詩的で叙情的で本当に素晴らしく、そこに重厚なストーリーが重なって大作になっていると感じます。3巻はちょっとホラーな場面が多くて一気に読むのは疲れてしまったのですが、好きな展開なのでヨシ!ただ、旅のゴールがまだ見えない状態で3巻後半は小話モードに突入しているので早く大きな展開があると良いなとも思います。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

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2024年06月24日

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