あらすじ
『浪費図鑑』の劇団雌猫が贈る話題書をコミック化!メイク道を爆進するうちにあだ名が「マリー・アントワネット」になった女、“推しネイル”にハマって猛練習する女、仕事場での“アドバイス”にうんざりしている女など、メイクを通して見えてくる、「社会」や「自意識」と戦う女たちの悲喜こもごも。「自分がどうありたいか」と向き合う、共感必至のオムニバス・ストーリー分冊版第4話!
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匿名
仕事と美容のバランス
北郷兎咲は仕事で忙しい日々にもかかわらずいつ見てもメイクも顔も髪も服装も全部きっちりしているOLだ。
その完璧ぶりに部下が泣いてうらやましがるくらいだった。
昨日も取引先との飲みの席が終わったのは0時を過ぎてからだった上に7時出勤だったのに疲れの気配はまったく残っていない顔にシワのないスーツ。
部下がどうしてるのか聞きたがったので兎咲はクサクサと戦い美と仕事を両立させている自分のワーク・ビューティー・バランスメソッドを教えることにした。
端的に言うと、それは金で解決しているのだった。
兎咲がまだ社会人になって間もないころ、BAをしている友人の熊谷の働くデパートに顔を出した。
兎咲は彼女に帰宅後すぐ寝るようなズボラにピッタリな商品を紹介されたのだった。
生活スタイルに合った化粧品を選ぶことは仕事と美容のバランスを整えることで、そのために罪悪感なくお金を使ってもいいという考えだった…。
こんな風に仕事も綺麗も手放さないかっこいい女性になりたいと思って読んでいたらオチにびっくりした。