【感想・ネタバレ】ゴー・ホーム・クイックリーのレビュー

あらすじ

「あんたは日本の憲法だけでなく、日本語も変えようというのか」
日本政府とGHQとの言葉を巡る攻防を描く、「日本国憲法」誕生の物語。

終戦後の昭和21年2月、内閣法制局の佐藤達夫は突然、憲法問題担当大臣に呼び出された。
新憲法の日本政府案をGHQが拒否し、英語の草案を押し付けてきたという。
その邦訳やGHQとの折衝を命じられた彼は、白洲次郎らと不眠不休で任務に当たる――。
現憲法の成立までを綿密に描く、熱き人間ドラマ。
今こそ読むべき「日本国憲法」誕生の物語。

解説・大矢博子

※この電子書籍は2018年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

終戦当時のエリートたちがいかに苦心して日本国憲法を作り上げたかがうかがえる本で、非常に勉強になりました。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

戦後の日本の進む道をどうしていくのか、その礎となる憲法の草案、連合国軍総司令部のマッカーサーとの押し合いへし合い、日本人として譲れないところは、一歩たりとも譲らない。
アメリカ押し付けの憲法とも言われるけれど、敗戦・占領下で日本人の精神を憲法に反映させようとした当時の苦労が赤裸々と語られた史実に感慨深く読みました。

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2022年04月22日

Posted by ブクログ

終戦後の昭和21年2月内閣法制局の佐藤達夫は突然、大臣に呼び出される。それからの、彼の戦後人生を歴史の姿と共に描き出す。

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2020年10月26日

Posted by ブクログ

日本国憲法制定時にこのようなやりとりがあったことを初めて知る。誰もが必ず時代の制約のもとで生きなければならない。この言葉こそ、本作品のもっとも大事なメッセージではないだろうか。その中で、いかに精一杯生きるか。当時奮闘した人々の生き様を通じて、思い知った。

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2020年10月14日

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