【感想・ネタバレ】毒母ですが、なにか(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

16歳で両親が事故死し孤児となったりつ子は、絶縁状態だった父の生家・財閥の玉垣家に引き取られる。贅沢な生活を送りながらも常に〈よそ者〉でしかない孤独感を紛らわすかのように勉強に励み、東大に合格。卒業後は名家の御曹司と結婚し、双子を出産する。すべてを手に入れたりつ子が次に欲したのは、子どもたちの成功だった――。永遠にわかりあえない母娘を克明に描き出す圧巻の長編!(解説・斎藤環)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

すっっごい面白かった!
良かれと思って、とか、あなたのためを思って、って全部自己満足でそういうことをしてる自分が好きなだけであって、全然相手の気持ちを汲んでないんだな
相手に自分の意見を押し付けてる時点で、もうその人の気持ちは全然無視して自主性を奪ってる気がする
これに関しては押し付けられる側になったことがないと一生気づくことなく、他の人にやっちゃうことだと思う

何度もりつ子に対して腹を立てたけど、自分の見栄ばかりを考えていたせいで愛していたもの全てを失う結果になっちゃって、同情もした

気づかないうちにこんな母親になってしまわないか、母親になるのが若干怖いと思った

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2021年05月15日

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