【感想・ネタバレ】空想クラブのレビュー

あらすじ

吉見駿は空想好きな中学生。祖父から受け継いだ「能力」によって、見たい風景を「見る」ことができる。小学生のときの親友・真夜の葬儀の帰り道、駿は河川敷で幽霊となった彼女に再会する。川で溺死した真夜は、死の瞬間の謎のために河川敷の、半径二十メートルの範囲に捕らわれてしまったという。塾からの帰宅途中、河川敷を自転車で走っていた真夜は川の方から「助けて!」という叫び声を耳にした。少女が溺れていることに気付いた彼女が川に入ったそのとき、木の枝を踏んだような音と共に意識を失ったという。「能力」のためか、自分だけが真夜の姿を見ることができると知った駿は、仲間と共に彼女の死の真相を探っていく。溺れていた少女を捜していくなかで、町の不良・郷原の関わりが見えてくるが……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

楽しかったけど、中学生の話なのでちょっと子供っぽいなーと思うシーンが多々あった。

けど、力を使って色んなものが見えるのはすごーーく羨ましい!!

小学生の時に仲良かったメンバーが中学生になるとみんなそれぞれ変わっていって会わなくなるのは誰しもあることやなーと思った。

真夜が死んだ理由が残酷だけど、駿から力をもらってハッピーエンドやし、空想クラブのメンバーも交流があるたいやし良かった!

0
2023年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死んでしまった友達を中心に話が進む青春ミステリ。
読み終わった後に心が温かくなりました。また星座や宇宙に詳しくない自分には面白い部分がたくさんあり、思わず宇宙関係の本を買ってしまいました!

空想は光よりも速いスピードで見たいもの感じたいものを経験させてくれる。
大切なのは空想する為の素となる知識と空想する練習。
それの最たるものは小説なのではと思いました。
小説なら宇宙の果ても地底の中も見る事が出来ますしね。

点と点を繋いで星座と考える様に人間の一番素敵な力は想像力なんだなと思いました。

0
2021年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SF要素にファンタジー要素にホラー要素に貧困問題にミステリーに青春ジュブナイル…ちょっと盛りすぎた感があってやや粗っぽい感じがある。

広げた風呂敷を綺麗にまとめているのは良いのだけど、空想(千里眼)の部分と青春劇の部分に特化しても良かったのかもなぁとは思うが、これは好みの問題かな。

とはいえ、オーラスのクライマックスの一番盛り上がる部分は圧巻。ティーン世代の友情をこんな風に描けるのか。死後の世界にこんな解釈を持ち込めるのかぁ!

0
2020年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっとマニアック?な感じでついていけない所も多々あり。作者様は星や宇宙、科学が好きなのかな?
こんな能力あれは使ってはみたいが疲れそう。でもこの本を想像して読むのはちょっと楽しかった。ミステリー?も加わっていたが、少し出来すぎている感じもなぁと思いました。

0
2024年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何というレビュー数の少なさ。読んでる途中から怪しい予感はしたものの、最後まで読み切ったけど、やっぱ苦手な分野だったなー。ファンタジー感がしてダメだった。お金持ちと思われていても父がモラハラ男だったり、郷原兄弟の家庭環境とかほんと人生しんどいよなーと思ってしまう。レナは頭も良さそうなのに、何でこんな生活なのか。郷原兄が心を入替えようとしているけど、レナの言う通り、『世の中には人と普通に話すとか、毎日同じところに行って働くとか、そういうレベルのことができない人もいるんだよ』という人だろうに、大丈夫だろうか。しかし、郷原兄はなぜ河原にいたのか、何であんなに怒ったのかは結局明かされなかったよな。弟が河原で何か怪しい動きをしていたというのは分かっていた、ということなのか?

0
2023年12月31日

「小説」ランキング