【感想・ネタバレ】アフリカ出身 サコ学長、日本を語るのレビュー

あらすじ

マリ共和国出身の京都精華大学長、ウスビ・サコ氏の自伝。幼少期、中国留学、日本人との結婚、子育て、学長就任。波乱に満ち「なんでやねん」の連続だった日々をコミカルに回顧しつつ、日本社会や教育の問題点を独自の視点で鋭く批判する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大学長になるまでの前半パートは、かつてWebで見た内容が詳細化されていた(あらすじを知っていても面白い)が、後半の日本の学びへの提言パートがグサグサ刺さる内容だった。
自分の大学生時代の考え方なら、著者に乗っかろうと安直に考えてゼミ志望しそうだが、その姿勢では物足りないと叱責されるだろう。

印象に残った言葉
・グローバル化とは、自分の価値観を持ったまま、お互いに強調していけること
 →同化するのではない
 →マックス・フリッシュ「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」
・政治に関心がないのに政府に依存する
 フレーム化された集団教育に疑問を感じているのに、学校に求めすぎる

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2021年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・子どもの足りない部分を補う、という発想ではなく、子どもが目指している目標を支援する、という「目標教育」という考え方を知った。

・大学はもっと社会に対してメッセージを発信し、人間形成の場としての価値があることを社会に説得するべき、といった主張に共感。経済や産業に教育が従属している関係を改善することが重要と感じた。

・内田氏の解説はなるほどという感じ。日本の専門家は自分の専門分野について、ハードル上げすぎかも。

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2021年06月27日

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