あらすじ
マリ共和国出身の京都精華大学長、ウスビ・サコ氏の自伝。幼少期、中国留学、日本人との結婚、子育て、学長就任。波乱に満ち「なんでやねん」の連続だった日々をコミカルに回顧しつつ、日本社会や教育の問題点を独自の視点で鋭く批判する。
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Posted by ブクログ
大学長になるまでの前半パートは、かつてWebで見た内容が詳細化されていた(あらすじを知っていても面白い)が、後半の日本の学びへの提言パートがグサグサ刺さる内容だった。
自分の大学生時代の考え方なら、著者に乗っかろうと安直に考えてゼミ志望しそうだが、その姿勢では物足りないと叱責されるだろう。
印象に残った言葉
・グローバル化とは、自分の価値観を持ったまま、お互いに強調していけること
→同化するのではない
→マックス・フリッシュ「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」
・政治に関心がないのに政府に依存する
フレーム化された集団教育に疑問を感じているのに、学校に求めすぎる