【感想・ネタバレ】身もフタもない日本文学史のレビュー

あらすじ

日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ! 希代(きたい)のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作! 〈本書の「雑談」の一部〉◎「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか ◎短歌のやりとりはメールである ◎なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか ◎大衆文学の誕生――西鶴と近松 ◎「浮世風呂」はケータイ小説? ◎なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか ◎近代文学者は自分にしか興味がない ◎江戸川乱歩の苦悩、福島正実のこだわり

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Posted by ブクログ

ネタバレ

清水義範の本を読むのはいつ以来だろうか?学生以来だから10年ぶりくらい?

久しぶりに読んでも相変わらずおもしろくて、どんどん読んでしまった。
古典の授業でやる作品をほめてるなあと思ったら、近代の文豪はけっこう特徴をズバズバあげて切って行ったりとか。
「へー、そういう風な人物・作風なんだ」と感心しつつ読んだ。

またなんか文学小説なりを読みたいなと思わせる本だった。

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2013年06月02日

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