【感想・ネタバレ】向島・箱屋の新吉のレビュー

あらすじ

向島で箱屋をしている二十八歳の新吉は、役者のような色気がそこはかとなく漂っている、女たちの目を引く男だった。
ある日、向島で「桜家」の主人・仙太郎の絞首体が見つかった。同心は自死と決めつけていたが、新吉は、死体の近くに手ぬぐいが落ちており、さらにその切れ端が死体の口にあったことから、殺されたとみて、犯人を追う。一方、南町定町廻りの同心・扇太郎が、花街で起きている連続殺人事件を捜査していると、次に起こると考えられるのは、向島ではないかと推測する。そこで、対岸まで噂が広がっている向島の芸者・お葉に事情を聴きに行くと、そこで新吉と出会うが……。事件に隠された、驚くべき真相とは!?
花街と向島を舞台に、繰り広げられる、時代小説ミステリ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすがは小杉健治の新シリーズ!
芸者の雑用をするのが仕事の「箱屋」それが新吉の仕事だ。

新吉は江戸を7年ほど離れて帰ってきた役者ばりの28歳。
向島は江戸の中心地から離れていて、鄙びた食事と静かな夜を提供するために、芸事だけをする芸者ばかりを置いている。

そんな中一際美しく若いお葉の箱屋を勤めている。

最近月に2度ほど辻斬りが出る。
三人が殺されているが犯人を挙げられない。
新吉が大変世話になった料理屋の主人、が首吊り遺体で発見。見つけたのは新吉だ。

二つの事件、そして謎の多い新吉。
濃密なストーリーは息をもつかせない。

0
2020年10月29日

「歴史・時代」ランキング