【感想・ネタバレ】向島・箱屋の新吉のレビュー

あらすじ

向島で箱屋をしている二十八歳の新吉は、役者のような色気がそこはかとなく漂っている、女たちの目を引く男だった。
ある日、向島で「桜家」の主人・仙太郎の絞首体が見つかった。同心は自死と決めつけていたが、新吉は、死体の近くに手ぬぐいが落ちており、さらにその切れ端が死体の口にあったことから、殺されたとみて、犯人を追う。一方、南町定町廻りの同心・扇太郎が、花街で起きている連続殺人事件を捜査していると、次に起こると考えられるのは、向島ではないかと推測する。そこで、対岸まで噂が広がっている向島の芸者・お葉に事情を聴きに行くと、そこで新吉と出会うが……。事件に隠された、驚くべき真相とは!?
花街と向島を舞台に、繰り広げられる、時代小説ミステリ。

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匿名

購入済み

芸者のお供をする「箱屋」の新吉さん。
常に冷静で、行動力もあり、しかも二枚目!
謎が謎を呼ぶ展開に、ほぼ一気読みしました。
キャンペーンになっていて試しに1巻のみ買ってみたのですが、続編を買うことが大決定しました。

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2021年12月01日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
向島で箱屋を生業にしている新吉は、芸者の身の回りの世話をして生活を送っていた。ある日、目をかけられている料理屋の旦那が首を吊った。新吉は現場に手拭いが落ちていたことから、他殺として調べ始める。一方、南町定町廻り同心の扇太郎は、連続辻強盗を追っていた。次に狙われると定めをつけた向島で聞き込みをしていた時、別件で探していた男と瓜二つの新吉を見かける。向島と花街を舞台に繰り広げられる人情時代小説開幕!

令和3年3月22日~23日

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2021年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすがは小杉健治の新シリーズ!
芸者の雑用をするのが仕事の「箱屋」それが新吉の仕事だ。

新吉は江戸を7年ほど離れて帰ってきた役者ばりの28歳。
向島は江戸の中心地から離れていて、鄙びた食事と静かな夜を提供するために、芸事だけをする芸者ばかりを置いている。

そんな中一際美しく若いお葉の箱屋を勤めている。

最近月に2度ほど辻斬りが出る。
三人が殺されているが犯人を挙げられない。
新吉が大変世話になった料理屋の主人、が首吊り遺体で発見。見つけたのは新吉だ。

二つの事件、そして謎の多い新吉。
濃密なストーリーは息をもつかせない。

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2020年10月29日

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