あらすじ
われわれ園芸家は未来に生きているのだ――。草花をこよなく愛したチェコの作家、カレル・チャペックが描く、園芸愛好家の幸福な熱狂に満ちた一年。その軽妙な筆致で世界中の読者を魅了し続ける名エッセイを、著者生誕130年を記念し、新装版として刊行。
〈新装版解説〉阿部賢一
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Posted by ブクログ
園芸はやむにやまれぬ一つの情熱、園芸家は植物の名称を重んずる。園芸家は、経験と環境と自然の条件から生まれる。雨が降ると、庭に雨が降っている、と思う。日がさしても、たださしているのではない。庭にさしているのだ。日がかくれると、庭がねむって、今日一日のつかれをやすめるんだ、と思ってほっとする。カレル・チャペック(1890~1938、チェコ)「園芸家12ヵ月」、2020.8発行。12月の園芸家は、庭を眺める。そして、園芸カタログ、パンフレット、本、雑誌を。