【感想・ネタバレ】エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希のレビュー

あらすじ

史上最凶の犯罪脚本家、通称“背望会リクルーター”を逮捕するという使命を受けた警視庁捜査一課所属刑事・原麻希。彼女のもとに、河川敷でリクルーターの自殺体があがったとの連絡が入る。他殺を疑い、捜査を進める麻希だが、テロ集団背望会のフォロワーを名乗る「続・背望会」から、囚われのテロリスト・アゲハの釈放を要求する脅迫メールが届き……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

女性秘匿捜査官・原麻希シリーズの4作目。
シリーズを重ねていくうちにどんどん引き込まれていきます。
絶対お勧めの原麻希シリーズです。「エリカ」の次作の「ルビイ」でこのシリーズはいったん完結となりますが、続編の『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希』も2014年9月に発売されており、手元にあります
警察モノ、しかも事件解決だけでなく、複雑に絡み合う人間関係がとてもワクワクします。
今回は、前作の最後で謹慎処分から解き放たれ、刑事部鑑識課第一現場係の巡査部長から本庁刑事部捜査一課第十三係へ異動が言い渡され、試験なしの特例として警部補へ昇格し係長として8名の部下を率い、背望会のリクルーターの逮捕を使命として動き始めた。
上司の捜査第一課の課長としては、法務省から出向し、伊達警視正が着任した。警視正という階級は通常ならば課長より上のはずだが、原麻希と同様に背望会壊滅を目指しあえて原の上司として着任したのだ。
しかし着任初日に、麻希は保険金殺人の捜査中、喫茶店にいるときに背望会の組織から命を狙われる事故に巻き込まれる。その途端、十三係のメンバーは茶谷一人を残して部下は1名となってしまった。
ところが、背望会のリクルーターとして探していた人物が河川敷で焼死体となって発見され、自殺として処理されてい待った。納得がいかない麻希は、伊達の後ろ盾で独自に捜査を行う。
そして、続・背望会と名乗る者からエボラ出血熱を使用した首都テロの予告がメールで届く、続・背望会からの身代(金)は、なんと「アゲハ」の釈放だった。
途中の話は面白すぎて書けません。
最後も壮絶すぎて書けません。次作への含みを持たせたような終わり方です。次作「ルビイ」(手元にあります)を早く読みたくてぞくぞくしています。

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2015年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リクルーターを逮捕するべく設置された部署で、異例の昇進を果たす原麻希。だが、そのリクルーターの遺体が発見され…

麻希の異常とも取れるリクルーターへの執念が周りとの温度差が出てきて、危うい感じでした。徐々に家族ともバラバラになってきていて切なくなりました。
そして、信じていた物がどんどん見方が変わり、ラスト驚きでした。
警察手帳を手放した麻希。次巻に読み進めたいと思います。

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2023年06月22日

ネタバレ 購入済み

なんと言うか・・・あまりにもバックが壮大になりすぎてしまって、良い意味で笑っちゃいました。
警察庁・警視庁は、舞台が警察なので出てきて当然ですが、まさかの元総理大臣(故人)登場、東京での非常事態宣言発令、暴動勃発、エボラにパレスチナと、あららそんなのアリ⁉︎の怒涛の展開に引きずり込まれ、いつも通り一気に読み終えました。
やっぱりハラマキは面白かったぜ‼︎ さすがです。

とうとう次作はシリーズ最終作。
ここまで大きくなった展開がどう結末を迎えるのか、麻希自身が自分にどう折り合いをつけるのか、興味津々です。
すっかりハラマキフリークになっちゃいました。



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2021年01月12日

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