【感想・ネタバレ】ぼくのすきなせんせい(第3回大藪春彦新人賞受賞作)のレビュー

あらすじ

次々と話題の新人を輩出する大藪春彦新人賞、第3回受賞作!

●今野敏 選評(抜粋)
小説として価値があると感じた作品だ。すべての結論が保留になっていながら、それが持ち味となっている。

●馳星周 選評(抜粋)
この作品には奥行きがある。物語の向こうに読者を誘おうとする意志が見え隠れしているのだ。

●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋)
独特の余韻がありました。書かないことで書く以上に豊かな世界を創出する手腕は見事です。

●あらすじ
深夜零時。家出を決行した中学生のセナは札幌駅の南口広場を当てもなく彷徨っていた。そこに髭面の男があらわれる。
「どしたの?」
怪しげな男だったが、車で函館のフェリー乗り場まで送ってくれるという甘言に、セナは同乗することを決意した。
芳香剤のきつい車内。何が入っているかわからないボストンバッグ。流れるニュースと知らない音楽。
セナの旅が始まる。

※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録

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感情タグBEST3

購入済み

例えていうと、北方謙三や大沢在昌や馳星周が雑誌に載せたとしてもおかしくない出来の短篇小説。
 大藪春彦の名を冠した新人賞の受賞作にふさわしい佳品ですね。

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2020年09月30日

購入済み

不思議な余韻

何の情報も入れずに読み始めましたが、良かったです。短い物語の中にいろいろな感情が波打ち、最後は不思議な余韻が残りました。

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2020年09月20日

購入済み

軽快な滑りに感嘆。

全文読み切りたいと思います。軽快な流れは心地良い。

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2020年08月19日

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