【感想・ネタバレ】ぼくのすきなせんせい(第3回大藪春彦新人賞受賞作)のレビュー

あらすじ

次々と話題の新人を輩出する大藪春彦新人賞、第3回受賞作!

●今野敏 選評(抜粋)
小説として価値があると感じた作品だ。すべての結論が保留になっていながら、それが持ち味となっている。

●馳星周 選評(抜粋)
この作品には奥行きがある。物語の向こうに読者を誘おうとする意志が見え隠れしているのだ。

●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋)
独特の余韻がありました。書かないことで書く以上に豊かな世界を創出する手腕は見事です。

●あらすじ
深夜零時。家出を決行した中学生のセナは札幌駅の南口広場を当てもなく彷徨っていた。そこに髭面の男があらわれる。
「どしたの?」
怪しげな男だったが、車で函館のフェリー乗り場まで送ってくれるという甘言に、セナは同乗することを決意した。
芳香剤のきつい車内。何が入っているかわからないボストンバッグ。流れるニュースと知らない音楽。
セナの旅が始まる。

※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録

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