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普通、スポーツのマンガだとものすごい才能を持った選手がいて、最初から能力全開という感じですが、サッカー未経験の
男子が主人公とは珍しいです。
どうしてこんなにサッカー漫画がキャンペーン中なのか気づきませんでしたが、この作品に出会わせてくれたBookLiveに感謝です。
日本代表のサッカー選手を父に持ち、国立競技場でその活躍を目にした時から、青葉茂はサッカー選手を目指して練習に励む。父に指導してもらう条件は、学校で誰よりも早く走ること。しかしその条件を満たした時、父は帰らぬ人となった。青葉茂に残されたのは一冊のノート。
このマンガが始まったとき、まだJリーグがありませんでした。
オリンピック出場の道のりも遠く、ワールドカップにいたっては、
出たこともありませんでした。
サッカーの弱小国というだけでなく、試合場もろくなものがなく、
五輪予選会場を練習場と誤解されたような時代です。
韓国の壁も非常に厚いもので...続きを読むした。
このマンガが終わる前の年、ナイジェリアで行われたワールドユースで準優勝しました。
終わった年のシドニー五輪はベスト8。
日本サッカーが急成長していく時代に描かれた作品です。
時代背景をおさえて読むと、物語後半がすっと入ってくるでしょう。
Jリーグバブルよりも更に前、昭和の末頃のかなり古い漫画ですが、それだけに奇をてらわない堅実な内容で今読んでも中々に面白かったです。