あらすじ
「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。芭蕉連句を映画のモンタージュ構成や音楽の楽章に喩えるなど、ジャンルを越えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。
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Posted by ブクログ
科学読み物の古典として参考になった。今でも通ずる内容だと思う。科学が文学と握手をすべき領域は随筆文学、エッセー文学、科学小説、とあるが、医療小説やミステリーなどが沢山ある現状を鑑みると、その通りかもしれない。