【感想・ネタバレ】城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

城をひとつ、お取りすればよろしいか――。小田原城に現れた男は不敵にも言い放った。ある時は馬商人、ある時は旅の僧に姿をやつし、敵中深く潜入する。人の心を操るという兵法書『孟徳新書』の「入込」の術で、相手を分断。機を見て一気に城を奪取する。曰く「敵を攻めるのではない。敵の心を攻めるのだ」。江戸城攻略をはじめ、北条五代を支えた謎の軍師一族を名手が初めて描き出す傑作。(解説・春風亭昇太)

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Posted by ブクログ

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北条五代を陰から支えた一族の活躍が描かれているが、なんで先まで見通していて、また、どれだけ手札を用意しているのだと感じさせられた。また、常にうまくいくのではなく、壁にぶつかりつつも、当意即妙な対応をとっており、より痛快に感じた。

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2023年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北条氏綱の前に現れた男。江戸城を奇略によって乗っ取ると宣言する。「城をひとつ」

当代無双の小弓公方・足利義明が館に招き入れた僧・宗円。宗円は徐々に義明に信頼されていく。「当代無双」

北条氏綱の娘を室に持つ古河公方・足利晴氏。両上杉家から河越城への出陣を求められるが…。「落葉一掃」

国府台合戦に向けて万全の準備をした大葉一族。しかし、裏切りにより味方は崩れ…。「一期の名入れ」

とても良い。「黄金の城」は小田原攻めだし、負けちゃうのは、どうするのかと思ったけど、良い終わりだった。

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2025年11月24日

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