7年前に姿を消した元恋人・日下部日和(くさかべひより)を忘れられず、合コンで「元カノと結婚したいです」と言い放つトンデモ男・市松海路(いちまつかいろ)。
世界が注目した若き映画監督としての才能を封印し、公務員として暮らしていた海路の前に
ある日突然、日和が再び現れた。日和は驚くべき提案を海路に持ちかける…!!
昔の恋人に思うところがあるという方なら古傷が疼くこと必至な序盤から、とにかく怒涛の展開。
何を言ってもネタバレになってしまいそうなので、クセ強すぎかつ愛すべき登場人物についてお話させてください。
主人公である海路の変人ぶりも相当なのですが、その海路の心を捉える日和の存在感が圧倒的なのです。
浮世離れした美貌とアルカイックスマイル、そして時折発揮されるキラッキラの目力、
そして何を言い出すかわからない危険さ…ファム・ファタールの名にふさわしい彼女の魅力が物語を牽引します。
日和からの提案に乗った海路は、彼女の掴みどころのない言動の裏に隠されていた、
支配的な母親との関係に否応なく巻き込まれていきます……!
人間の業が織りなす超ハイテンションな悲喜劇、読むなら今です!
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ここからです
1~2巻併せてチュートリアルといった感じを受けました。
1巻ではほぼ明かされなかった日和の内面描写もあり、目的が見えてきます。
かわいい。
うーん
母親の罪を公表しようとするがその計画に使う駒だと思い切れてないのか。
しかし簡単に引っかかる市松も市松だよなぁ。
子供の人権無視して金儲けってのはタイムリー。