【感想・ネタバレ】曽祢まさこ傑作集 2巻 おむかえがくるよのレビュー

曽祢まさこ

ピュアなハートが呼びよせる惨劇の少女ホラー集!! 「死者の夜」「呪い髪」の他6作品を収録!! ピュアな思春期が紡ぐ名作ミステリー第二弾！

[aki · ★★★☆☆]

短編集二

「おむかえがくるよ」→人の運命が決まるSSL宝くじ。いわゆる姥捨て山に近い気がします。そして名誉国民に選ばれた人は除外。もし本当にあったら……？
「死者の夜」→死者の行列と呼ばれる肝だめしをする主人公たち。しかしそこから急展開！
「黄泉路はるか」→死にたがる女の子とそれに付き合う友達。二人で心中しようとマンションから飛び降り……。あの世は遠い。
「恋物語地獄変」→両思いになれるおまじないをいくつもして、念を飛ばす女の子。チョコには血、マフラーには髪を編み込みます！一番ホラーな話では？
「呪い髪」→綺麗な髪の友人に劣等感を抱く主人公。呪いの人形に針を打ち、そして友人は死んだ……。
「薔薇の棺」→血が好きな妹を持つ姉。妹は吸血鬼なのか？そして妹の運命は？
「最後のゲーム」→引いた紙に書かれた指令通りに動かなければ指令ゲームをする四人。ある時引いた紙は友人を殺す指令で……。
「悪魔の人形」→病弱な姉と元気な妹。姉が心を込めて作った人形は悪魔の魂が宿ってしまい……。最後は救いのない結末でした。