【感想・ネタバレ】曽祢まさこ傑作集 3巻 赤い闇の烙印のレビュー

曽祢まさこ

傷ついた少女たちの想いは、呪いとなる！ 「言霊」「月のしずく」「学級黙示録 6年1組の逆襲」「かわいそうなポン太の話」の他7作品を収録!!

[aki · ★★★☆☆]

短編集三

「地獄沼」→苛められた女の子が向かった先は底無し沼。そこに住む人食いの化け物が願いを叶えてくれたと思ったのに……。不幸過ぎる結末。
「夢の果実」→毎日がつまらない女の子。ある時別の世界の女の子と入れ替わりますが……宿命からは逃れられない。
「赤い闇の烙印」→悪霊？に苦しむ女の子。その正体は？自分の発言が人を苦しめていることに気づかされた時には……。
「呪われた月曜日」→苛められる主人公の願いは月曜日が来ないこと。ループ世界で起こる事件とやって来た月曜日の朝。
「恐怖の一夜」→家族と喧嘩して家出した女の子。お化け屋敷で一夜を明かしたら……。
「蒼の墓標」→周りを見たら何故か皆の首に痣があり？！一人だけない男の子の偽装に、周りが気づいたらどうなるのか？
「言霊」→苛められる子を見逃せず、助けた女の子。しかしその子が放つ呪いの言葉を聞いてしまい……。怖っ！
「月のしずく」→亡き義母の頼みで屋敷にいたティムとジョアンに会った女性。しかし屋敷から出られなくなった彼女が取った行動とは……。危険を省みず凄すぎ。
「学級黙示録 6年1組の逆襲」→クラス中が呪う相手は担任。32人の憎悪を受けた教師はどうなるのか？自業自得。
「夢の中の魔女」→夢の中の話をしていた少女の首が切れて転がり……。約束を破ると、とんでもない目に。