【感想・ネタバレ】ポイズンドーター・ホーリーマザーのレビュー

あらすじ

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き……。(「ポイズンドーター」) 母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「人生が上手くいかないと感じる時だけ母親のせいにして、苦しんでいるフリをして、ダメな原因はすべて自分の外にあるのだと、無意識のうちに自分に思い込ませようとしている」

短編集

湊かなえの書く短編集は長編よりもなぜかずっと好きで、この短編集も同様にどの作品も好きだった。

主人公?というかストーリーテラーの色んな人や出来事に対する主観や偏見のようなずれで事実と異なる認知が生まれてしまう様が丁寧に描写されていてどれも楽しめた。

最後の2編は連作もので、世間から見たら聖母のような母親とその母を自殺に追いやった毒親ならぬ毒娘のストーリー

個人的にこの母は外面は完璧だけど、自分の娘を自分の構想したレールの上をなんとしても歩ませようとして、ちょっとでもそこから外れようとするの全力で叱責や暴力をふるうこともある毒親といえると思う。

けど、娘の友人が言うように、自分の人生が思うようにいかなかった時にその原因を自分の親にあるとみなし、確かにかけてくれた愛情を無視するケースもあると思うので、例え、子供が毒親だと言っても一概にそうみなすことも危険だとも思った。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポイズンドーター、ホーリーマザーは新米母親の私が読んでも毒親なのではないかと思った。
子供にある程度の導きは必要だと思うが、自分の願望を娘に押し付けるのは違う気がする。
自分の子供を信じているから、その子の選ぶ選択を尊重してあげたいし、そうできる親になりたいと思う。
湊かなえさんは「信頼関係がうまく構築できなかった母娘」の心の闇を書き出す天才だ。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポイズンドーターホーリーマザーの2編特に良かった。
弓香視点のお母さんはあんなにも毒親だったのに、周囲から見るお母さんはそんな人ではなくて、なんなら毒親とは真逆なところにもいたように感じて辛かった。理穂が言っていた「溺れる」の表現の部分も印象的。浅瀬で苦しんでいる人とその奥の深いところで苦しんでる人、違うんだろうなあ。
毒親って表現そのものにもちょっと違和感を持った。
母親と娘、その絆、線引き、全て難しいよなあ。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4話分入っていて、短編なので飽きずにサクサク読めた。
1つ目の話は小説家を目指す3人の話
スタート地点は一緒だったはずなのに、自分もこんなに頑張っているはずなのに、、と相手の活躍を見て妬んだり羨んだり。はたまた自分の方が格上だと思っているうちは相手を下に見てばかにしていたり。
ほんとは他人と比べることなんて無いはずなのにどうしてもそう思ってしまうことはあるよなと自分にも心当たりがありました。ただ、一概に妬み嫉みが悪くはなく、それをバネに自分も頑張ろうと思えるかどうかが人間の成長への繋がることを再認識しました。

2つ目の話は同じアパートに住む子どもたちの話
ほとんど最後まで女の子視点から語られる。
が、最後1ページくらいは男の子視点。そこで全てが女の子側の勝手な解釈だったことがわかる。ただ、この話はじゃああの時男の子が階段に座ってお腹すかしてそうだったことや勉強教わってたことなどなんだったんだろう?と感じてよくわからなかった


3.4つ目の話は特におもしろく感じたけど、感想はまた気が向いた時に書きたいと思う、

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

印象的な話は「ベストフレンド」

途中まで主人公の漣涼香が大豆生田薫子を妬み恨んでいるのかと思えば、実際には直下未来が殺害予告のブログを書き、行動に及んだと気づいた時、先入観の恐ろしさに驚いた。

漣は大豆生田のことを羨ましくも思っていたが、実際には強く尊敬し、心から親友と思っていたことを知ってしまうと、あまりにも無念で打ちひしがれた。

これがイヤミスなのかと衝撃だった。
だがイヤミスのはずなのに、文章の構成に感動したからなのか、極上の読後感だった。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

湊かなえ作品
表題作を含む短編集で色々な種類のイタイ女性の語りで構成されている、なかでもマイディアレストと罪深き女の2作は特にイタイ。思い込みの激しさと蚤は印象深い

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

飲み会までの待ち時間が暇だったので買った。
読み進めるごとに、異なる感情を抱かされて振り回される感覚。
物語としては、やはり題になっているお話が面白かったけれど……優しい人が一番好きだった。興味を持てる人間と出会えることの幸運たるや。

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2026年04月02日

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