【感想・ネタバレ】贖罪のレビュー

あらすじ

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った――あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?

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Posted by ブクログ

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告白に続いて有名なニアミス作品で嫌な人間味が存分に詰め込まれており、人間のイヤなところと心理描写が絶妙でゾクゾクした。誰も得してなく、全員不幸になってしまった。登場人物それぞれの「贖罪」が描かれるものだと思ったら、このタイトルは、エミリの死に直接的な責任は無い3人のトラウマをさらに引きずらせることになったエミリの母による「贖罪」という意味で回収されているような気がした。4人の子供が殺された子供の母から許してやらないという言葉を受けたばかりに、大人になっても、心に罪を抱えたまま、4人の人生が過ぎていく。 母と子供の関係、過去の出来事が全てが重なって、全てが起こり、全てが過ぎていく感じだった。

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2026年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去の事件について、それぞれの描写が描かれていて、読みやすかった。おもしろい作品ではあったけど、エミリちゃんの衣服?になにか液体がついていたとあったのに事件が迷宮入りなんて、あり得るのかなと思った。時代背景によるものなのか、警察の犯罪歴データベースに情報がないと見つけきれないものなのか、素人目にはわからないけど少し疑問に思った。

追記/調べてみたけどやっぱり過去に犯罪歴やDNA採取歴がないと特定は難しいみたいですね。時代背景もあるだろうけど、何かひとつが違っていたらみんなこうはならなかったのでは...と思わずにはいられない。

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直腑に落ちない結末だった。
エミリ母は紛れもなく被害者で、4人の少女に感情的な言葉をぶつけて人生に影を落とした加害者でもある。
そして狂わされた4人の少女による悲劇。

一体何があれば連鎖する悲劇を止められていただろうと考えるが、
やはり事の発端である弘章がしっかりしていたら良かったんじゃないかと思う。
秋恵ではなく麻子を選んだのは弘章。
飲酒運転をして事故したのも弘章。
職を失って見捨てられたという逆恨みはあるかもしれないが、教育に携わる人間が、エミリをあんな風に残酷に殺害したことは疑問に思った。

そんなモヤモヤとした余韻が残るのも、湊かなえさんの狙い通りなのかもしれない。

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2026年08月06日

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星3.5
湊かなえらしい女性の心情が上手に描かれて引き込まれる作品だった。個人的には犯人側のお話がなかったのが残念。

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2026年07月11日

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一気に読んだ!
湊かなえさんのは、一気読みしがち。

いやー、重かった。ぜんぶ重かった。
もう読みたくないかも笑
誰も報われなくて、誰もが苦しんでて、私も辛かった!!
告白に似てるかも?後味が。

時が経って、全て終わった後にはみんなこれから前を歩いて生きていくんだろうってわかったけど…
2人目くらいで、犯人の目星がついてしまったけど、でもまさかそんな風に話が繋がっていくとは思わなくて、最後の現実?リアルタイム?の時には、えぇーって思ったよ。驚きはあった。
犯人がなぜ殺人を犯したのかってのは詳しくはなかったね。なぜ子だったのか?母親でもよかったのに。

小学生の頃に、友達の死を目撃したら自分ならどう生きていたかなぁ。
ましてや、その亡くなった友達の母親に、人殺しとまで罵られたら…。
トラウマになっただろうと思う。
私なら日本に居ないかもなぁ。誰も何も知らない世界で、ゼロから人生始めてたかも。
とは言え、人生のやり直しは効かないわけで。と、なると私も5人の少女達と同じように罪を犯すことになったのだろうか、とか考えると…
今度は自分がほんとうに罪を犯す側で、償わなければならないわけで、それこそが贖罪ということなのか??
たられば、だけど色々考えてしまう。深夜3時33分です。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

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久々にぐいぐい読まされる作品に出会いました。結局、勝手な大人のいざこざに子どもたちが巻き込まれただけでしたね…。我々大人は子どもに対して発する言葉を慎重に選ばないといけないなという教訓が得られました。

犯人が何故そのような事件を起こしたのか、何故血の繋がりがあると知らなかったのにエミリを選んだのか( 単純に可愛かった?発育が良かった? )が最後に明かされるかと思ってたのでそこがモヤモヤしています。手紙と指輪の件から、エミリと血が繋がっていると気づいた上での犯行?とも思いますが、ならレイプする必要はあったのかというのもよくわかりません。
また、赤の他人ならまだしも、エミリの血の繋がりがあったなら精液からDNAを調べれば一気に犯人特定までいけそうだなとも思いました。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

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空気がきれいな町が舞台なのに、作品に漂っている空気は重くて蜘蛛の巣に囚われているような居心地の悪さを終始感じました。これが償いの呪縛に囚われてしまった少女達がずっと感じていたであろう居心地の悪さだったのかと思うと、イヤミスの女王湊さんの真骨頂だと思います。エミリちゃん殺害の犯人が誰なのかというよりも、事件を目撃した少女達に被害者の母によって課せられた贖罪が何なのかに重きを置いたミステリーでした。

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2026年05月11日

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・事件をきっかけにそれぞれが抱えた苦悩を、それぞれの視点と経緯と心の様子が細かく描いてあってリアルに感じとりながら読んだ
・麻子がクソ女すぎて。悪女とかじゃなく。ただただ自分の為じゃんすべて!
・何度か出てきた「男の子だったらよかったのに」のワードには深い意味あったのか読み取れず

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2026年05月11日

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最後に全ての伏線が回収されていって綺麗だった。
麻子さんによって4人の小学生の人生が翻弄されたが、その根本原因は麻子さんの過去そのものにあったと。贖罪を終えた2人がバレーボールを100回繋ぎ、エミリちゃんに花を備える描写で終わった点は湊かなえの中では少し救いのあるエンディングだったと思った。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

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贖罪=罪を贖うということはどういうことなのか考えさせられました。刑事裁判で有罪になって服役することは「贖う」とは少し違うと思います。こんなに誤解やすれ違いが多い世の中で誰が贖われるべき罪を決めて、何をもって赦す、赦せないを判断できるのか。罪人とそれを赦す立場が逆転する様を見て、人が人の罪を裁くことの限界を見た気分になりました。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

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​湊かなえの作品にしては、読後にずっしりと残るような嫌な気持ちがあまりしなかったので少し物足りなかった。全体的には連作短編集としてサクサク読める構成になっていて読みやすかった。第3章のくまの兄弟の話は、家族の歪んだ関係が描かれていたため、一番嫌な気持ちにさせられて強く印象に残った。個人的には、事件の犯人である男性の事件当時の憎悪の気持ちや様相をもっと見たかった。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4人の視点はとても面白かった
共感できるところも多かった
母親の視点と落ちがあまり好みではなかった
やはり湊かなえの文章は引き込まれる

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2026年05月13日

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