【感想・ネタバレ】贖罪のレビュー

あらすじ

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った――あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イヤミスっぽい雰囲気は漂っていたものの、最終的には収まるとこに収まったと言う感じ
麻子は最後まで自分のことしか考えられない人間で終わってしまった
作品としてはとても面白い。途中、登場人物や語り手が誰なのか分かりづらくなるので意識して読む必要はある

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終始面白かった。さすが湊かなえ、という感想。淡々と一人と人が心情を語るところから物語が始まる、湊かなえらしい始まりで一気に引き込まれる。

物語は、小学4年生の子ども5人が遊んでいた時に、その中の1人が男に声をかけられ、プールの更衣室で殺害されるという内容だ。そして、4人で亡くなったエミリを見つけ、警察やエミリの家など、手分けして大人を呼びに行った4人の視点から、その時のエピソードやその後の人生が語られる。

エミリが殺害された後、エミリの母親は4人の少女に、犯人を見つけるか、それに相当する償いをしろと罵る。4人の少女は、償いに葛藤しながら人生を送るという、何ともイヤミスの女王らしいストーリー。

最後に時効直前で捕まった犯人は、エミリの実の父親であった。物語が、多くは説明されず、読者が文脈から解釈する必要があると部分も多く、頭を働かせながら読んで、意図を探りながら読むのが面白かった。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読んだ!
湊かなえさんのは、一気読みしがち。

いやー、重かった。ぜんぶ重かった。
もう読みたくないかも笑
誰も報われなくて、誰もが苦しんでて、私も辛かった!!
告白に似てるかも?後味が。

時が経って、全て終わった後にはみんなこれから前を歩いて生きていくんだろうってわかったけど…
2人目くらいで、犯人の目星がついてしまったけど、でもまさかそんな風に話が繋がっていくとは思わなくて、最後の現実?リアルタイム?の時には、えぇーって思ったよ。驚きはあった。
犯人がなぜ殺人を犯したのかってのは詳しくはなかったね。なぜ子だったのか?母親でもよかったのに。

小学生の頃に、友達の死を目撃したら自分ならどう生きていたかなぁ。
ましてや、その亡くなった友達の母親に、人殺しとまで罵られたら…。
トラウマになっただろうと思う。
私なら日本に居ないかもなぁ。誰も何も知らない世界で、ゼロから人生始めてたかも。
とは言え、人生のやり直しは効かないわけで。と、なると私も5人の少女達と同じように罪を犯すことになったのだろうか、とか考えると…
今度は自分がほんとうに罪を犯す側で、償わなければならないわけで、それこそが贖罪ということなのか??
たられば、だけど色々考えてしまう。深夜3時33分です。

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2026年07月03日

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ネタバレ

久々にぐいぐい読まされる作品に出会いました。結局、勝手な大人のいざこざに子どもたちが巻き込まれただけでしたね…。我々大人は子どもに対して発する言葉を慎重に選ばないといけないなという教訓が得られました。

犯人が何故そのような事件を起こしたのか、何故血の繋がりがあると知らなかったのにエミリを選んだのか( 単純に可愛かった?発育が良かった? )が最後に明かされるかと思ってたのでそこがモヤモヤしています。手紙と指輪の件から、エミリと血が繋がっていると気づいた上での犯行?とも思いますが、ならレイプする必要はあったのかというのもよくわかりません。
また、赤の他人ならまだしも、エミリの血の繋がりがあったなら精液からDNAを調べれば一気に犯人特定までいけそうだなとも思いました。

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2026年06月14日

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ネタバレ

空気がきれいな町が舞台なのに、作品に漂っている空気は重くて蜘蛛の巣に囚われているような居心地の悪さを終始感じました。これが償いの呪縛に囚われてしまった少女達がずっと感じていたであろう居心地の悪さだったのかと思うと、イヤミスの女王湊さんの真骨頂だと思います。エミリちゃん殺害の犯人が誰なのかというよりも、事件を目撃した少女達に被害者の母によって課せられた贖罪が何なのかに重きを置いたミステリーでした。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・事件をきっかけにそれぞれが抱えた苦悩を、それぞれの視点と経緯と心の様子が細かく描いてあってリアルに感じとりながら読んだ
・麻子がクソ女すぎて。悪女とかじゃなく。ただただ自分の為じゃんすべて!
・何度か出てきた「男の子だったらよかったのに」のワードには深い意味あったのか読み取れず

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2026年05月11日

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ネタバレ

最後に全ての伏線が回収されていって綺麗だった。
麻子さんによって4人の小学生の人生が翻弄されたが、その根本原因は麻子さんの過去そのものにあったと。贖罪を終えた2人がバレーボールを100回繋ぎ、エミリちゃんに花を備える描写で終わった点は湊かなえの中では少し救いのあるエンディングだったと思った。

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2026年04月26日

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贖罪=罪を贖うということはどういうことなのか考えさせられました。刑事裁判で有罪になって服役することは「贖う」とは少し違うと思います。こんなに誤解やすれ違いが多い世の中で誰が贖われるべき罪を決めて、何をもって赦す、赦せないを判断できるのか。罪人とそれを赦す立場が逆転する様を見て、人が人の罪を裁くことの限界を見た気分になりました。

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2026年04月25日

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ネタバレ

湊かなえさんが書かれた中で私が1番最初に読んだ作品。イヤミスの女王と言われているだけあって、後味が悪くそれも良かった。それぞれの視点から徐々に話が明らかになっていく様子が5倍楽しめた感じがして面白かった。2日で読んだ。

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2026年04月19日

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ネタバレ

“贖罪”―犯した罪や過ちに対して償うこと

少女5人のうち1人が強姦致死する
贖罪という「約束」、十字架を背負って生きる
残された4人が殺人者になった経緯、死の連鎖

犯人は殺された少女の実の父
愛と憎が生んだギリシア悲劇的な結末

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

​湊かなえの作品にしては、読後にずっしりと残るような嫌な気持ちがあまりしなかったので少し物足りなかった。全体的には連作短編集としてサクサク読める構成になっていて読みやすかった。第3章のくまの兄弟の話は、家族の歪んだ関係が描かれていたため、一番嫌な気持ちにさせられて強く印象に残った。個人的には、事件の犯人である男性の事件当時の憎悪の気持ちや様相をもっと見たかった。

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2026年05月30日

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ネタバレ

4人の視点はとても面白かった
共感できるところも多かった
母親の視点と落ちがあまり好みではなかった
やはり湊かなえの文章は引き込まれる

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生の頃、同級生が殺された直後を目撃した4人の告白の話。
2009年初版なので、時代感がちょっと古め。

小学生の女の子が性暴力の末に亡くなったとこから始まるから、作者が女性じゃなかったら性的に消費する視線を感じてストレスだったかもしれない…

真紀の告白シーンが結構すき。
小学校教師になって、不審者を正当防衛で殺してしまって、PTA総会にて登壇、これまでの人生を絡めて、エミリちゃんの母親である麻子さんに贖罪の告白をするシーン。

見事に父親?父性?が欠落している…と思ったら、最後の麻子の告白で、エミリを殺したのはエミリの実父で元彼でした…と分かるなかなかの胸糞エンド。
(昨日見たWicked後編もそんな感じだったな…わりとあるコードなのかしら)

とはいえ、麻子の元彼かつエミリの実父が、なぜ小学生の女の子に手を出す腐れ外道に成り果ててしまったのか、までを、現代日本が抱える悲しい闇として問題提起して欲しかった気持ちもある。

女性が加害されることを、女性たちだけが自分事として真剣に向き合って考えているっていう構図が、いくら物語とはいえ少し悲しかった…
(本作の主題ではないことはわかっているんだけれども…)

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2026年03月28日

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