あらすじ
親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く――死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。
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Posted by ブクログ
2人の高校生の夏休みの出来事。
途中で淳子はおっさんにバックハグしたのが衝撃的であった。あれは恋なのか、、おっさんに対して施設で色目を使っている職員に対して嫌な顔をしていたから恋かと思われる(私の考え)。
そして、お父さんに会えた‼️でJK2人のこころのすれ違いもなくなり仲が深まった‼️で終わると思いきや、まさかの息子がそっちで、なんなら恨んでたから刺した?!流石湊かなえの物語は一筋縄ではいかないなと思った。
Posted by ブクログ
読みやすかった。
実は小学生の頃に読んだ本。(だと思う)
湊かなえさんの本ということは確かで、タイトルを見たときにこれだった気がする!となった。
全く内容は記憶になかった、というか当時は理解してなかったのだと思うけれど。
自殺した2人の少女は罪があったのだから仕方ない。ただ敦子と由紀によってこの2人の少女は自殺したのだと考えると、敦子と由紀も罪を背負って生きていくのだということ。
3人のおじさんと4人の女子高生を中心に、世界は広いようで狭かったと感じた。ただ、それぞれの友情は羨ましくもある。
Posted by ブクログ
初めて湊かなえさんの作品を読んだ
なんか少し読みにくいというか難しかった気がする
由紀と敦子、2人の視点で描写が変わるのが少し難しくて最初は今はどっちの話?ってなってた
私も死を見れば何か変わるというか大人になれるのかなと思っていたけどそうでもないらしい
読んでいる途中の時は由紀の方が強くて敦子の方が弱い印象があったが敦子も由紀もお互いがお互いを求め、成長してると思った
敦子と由紀の2人の友情に感動した
物語に出てくる人が後々繋がってきて物語に関係してくるのが面白かった
昴とタッチーの頭のいい計画にもハッとさせられた
小学生なのに高校生の私よりも頭が良さそうで嫌だ
1番のお気に入りのシーンは由紀が警察に報告したことで紫織はいじめを受け自殺することになるところです
Posted by ブクログ
まさに因果応報。読み終わってすぐに序盤を読み返し、さらに衝撃を受けた。
青春の爽やかさもありながら嫌な読後感もあり、不思議な感覚に陥った。
Posted by ブクログ
「因果応報」がテーマの話
死に魅入られる敦子と由紀
友情の揺らぎ、そして和解→アスタリスクの数
因果応報、地獄に堕ちろ
盗作のすえ自殺、嘘痴漢のすえ自殺
終盤、数十ページで点と点が線になり、線が交差し面になる
Posted by ブクログ
由紀さんの斜に構えてる感じとか、自分の目標を達成するために即行動してなんやかんや器用って感じがいい。
わたしはハッピーエンドが好きなので、少女ふたりとタッチーはそれぞれ幸せでいてくれると思ってます
仕方がないって諦めなくてもいいように!
Posted by ブクログ
死について考える女子高生の夏休みの物語。
聡明だが、どこかネジの外れた雰囲気のある由紀と大雑把で普遍的な性格の敦子がそれぞれ別のアプローチで死を悟りたいと考えるところから始まる。
双方、死についてある意味で崇高なものと捉え、身近で体験することで人間的に一つ上の段階に行けると信じてやまない雰囲気が面白い。
物語の展開が立体絵のトリックアートのように無関係のようで徐々に繋がっていく感じが引き込まれる。登場人物、全員にきちんと出てくる意味があって、最後はそういう結末がくるか…と感心させられるような構成に拍手
匿名
面白かった
面白かったが、若干消化不良かなとも思った
本来の目的である「人が死ぬことを見て、死を悟ること」の回収が、刺されたところを見て「死はただただ消えるだけ」の淡いものだと再認識する…だけというのはちょっと薄いかも
Posted by ブクログ
ミステリやサスペンスの中でも、登場人物同士のすれ違いや距離感を緻密に書くことに重きを置いている作品のように思えた。しかし、由紀と敦子の「人が死ぬところを見てみたい」と言う動機にあまり共感できなかった。気持ちはわからないでもなかったが、「人が死ぬところを見たい」と思うには動機が浅すぎると感じた。ただ、初めはぼんやりとした登場人物同士の関係が、徐々にその輪郭がくっきりと見えてきて、気づけば全員が絡み合っているという構成は素晴らしかった。
解説にもある通り、「因果応報!地獄に堕ちろ!」が本作のテーゼであると思う。終章で遺書の書き手は紫織だと発覚する。読んだ瞬間はイジメられて自殺したことに同情しかけたが、彼女も一家を崩壊させるほどの罪を犯しているのを思い出して、まあしゃあないかと思った。とすれば、星羅と紫織は応報を受けて自殺に追いやられたが、その原因を作った由紀と敦子はどうなるのだろうか。悪を裁いたと言えばそうなるが、自殺に追いやる原因を作ったことには変わりない。しかし、フィクション特有の、登場人物全員が何らかの形で都合よく絡み合う世界の中では因果応報は正しいと思うが、現実ではこううまく因果応報されると思わない。
昴くんがおっさんを殺そうとするのは予想がついて少し落胆していたが、さらに予期できない展開が待っていて心が弾んだ。
「自分が不器用だと言う人の大半は、気が利かないだけ」と言うセリフには納得した。