あらすじ
堤司(テイジ)部長からのプロポーズに、丸山真由美(通称・まるちゃん)は夢心地♪……だったのはチョットだけ。
世間では新型感染症の流行で、仕事のスタイルも生活様式もすべてが激変。
結婚式どころか両家顔合わせもままならず、どこもかしこも自粛ムード……。
そして入籍を急ぐテイジと「披露宴は絶対!」なテイジ母が衝突するなか、まるちゃんはつい癖で「まるくおさめよう」と、どっちつかずなことをいってしまい……!?
制限のある生活のなかでもテイジとまるちゃんの恋は、もどかしさ120%!!
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3巻読んでの感想。
この物語を読んでいると、主人公のまるちゃん、ていじ部長、その周りを取り囲む部署の三森さん、あと諸々。すべての人物が生き生きと動いていて
長所も欠点も人間味が溢れていて、読んでいて漫画なのに小説を読んでいるような錯覚さえ覚えます。どうここで書いたら伝わるのか難しいのですが小説のように行間に漂う「すべて説明しなくても漂っているなにか」がこの漫画には明らかに存在している、と感じます。確かに絵と人物が発する言葉を読んでいるのですが作者の技量の高さを感じずにはいられない奥深さがあって『この漫画、すごい』と思います。あとちょっと個人的に気になっている諫山さんと誰かが今後展開していくのでは、と期待が高まってます。
とっても現在のリアル感あふれるストーリーになってきた。お互い信頼しあっての落ち着き感があって安心して読める。(けれどもう少しキュン要素が欲しい)。続きが楽しみ!
とんとん拍子?!
いよいよ結婚ってときに、このご時世…漫画の中でも現実と同じってところがまた良いよね… でも、丸ちゃんの自己中的なところがちょっとイラッとして、部長が可哀想に思えるところがある…部長が大人で良かった!
Posted by ブクログ
コロナがこの物語の世界観にも出てくるとは思わなかった。
メイクをした彼女を見て「その色も似合うな」と
しれっと言えるの強すぎる。
正直まるちゃんの同僚たちはちょいちょいクズだなぁと思ってしまう描写がある。
最終的には謝ってきてでも良い人風ではあるのだが。
タスクテトリスの描写面白いしわかる。
ぴったりはまるとすごく気持ち良い。
自分はコロナ禍でリモートになって良かった派なので
そんなにうまく伝わらないかな?と思ってしまった。
リモートの反対はローカルは笑った。
新型感染症が収まったら、それはいつなのか
その時私は生きてますか
というのもとてもよく分かる。
すぐ収束すると思っているならそれはそれでどうかと思うし
体の良い断り文句に聞こえかねないのは本当にその通りだ。
アクリル板をみんなのために立ててくれる諌山さんが良い。
とは言え、実際は空調の関係で広がったケースもあって
板を一枚立てたからと言ってマスクを外して雑談して良いことにはならないが。
まるちゃんが失敗だったと思っているデート、
治さんは楽しかったと思っていて、
今日買ってきたランタンをつけて
雨が降って途中になってしまっていたご飯を持ち帰ってきて、雨が降る世界を眺めながら食べて
というリカバリの仕方が最高だ。
治さんのお母さんは面倒なこと言うし
感染症が収まるのが10年以上先かもしれないことを考えていない。
反面、「結婚式は親族への挨拶がいっぺんに済む合理システム」と言うのもよくわかる。
難しいけれどタスクとして乗り越えていって欲しい。