あらすじ
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本書は、2019年12月に出版された『Ruby on Rails 6実践ガイド』の続編です。本編で作成した企業向け顧客管理システムBaukis2の機能をさらに拡張し、実用性の高いシステムにしていきます。本書のテーマは多岐にわたります。クッキー、リクエスト元のIPアドレス、Ajax、データベーストランザクション、排他的ロック、ツリー構造のデータなど、さまざまなWebアプリケーションに必須の機能を実装しながら解説します。また、この機能拡張編では、HTMLフォームのさまざまなバリエーションを紹介しています。特にRailsで業務システムを開発する場合、要求仕様に応じて自由にHTMLフォームを設計・実装する力が求められます。本書では、さまざまなフォーム設計の事例を扱っていますので、一種のレシピ集として活用できます。
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Posted by ブクログ
Ruby on Rails 6 実践ガイド[機能拡張編]
株式会社コアジェニックCEO兼CTO 黒田努 氏の著書です。
本書は、『Ruby on Rails 6 実践ガイド』の続編になります。
企業向けの顧客管理システムを作りながら、Railsの学習を進めていきます。
【本書で学べること・考えること】
・検索機能(DBのindex)
・自動ログイン(cookieの利用)
・IPアドレスによるアクセス制御
・多対多の関連付け
・transctionと排他的ロック
・確認画面表示
・Ajax(JSによる非同期更新)
・ツリー構造(再帰メソッド、hashでのクエリ削減)
・タグ付け(hash_tableでの排他的ロック、jquery:tag-it)
実際に完走しての感想です。
まず、本書は初心者向けではありません。
初級→中級を目指した内容になっています。
『Ruby on Rails チュートリアル』を完走くらいの知識は必要です。
『Ruby on Rails 6 実践ガイド』の続編なので、まずはこちらを終わらせてください。
(Githubにソースがあるので、途中からでも始めることは可能です。)
最終的には、結構なシステムになるので、それなりに手応えはあります。
最後まで完走しても、
・リファクタリング
・テストコード
・機能追加
の余地が多くあるので、より実践的な継続学習も可能です。
今回、以下の点を新たに学ぶことができました。
・IPアドレスによるアクセス制御
・排他的ロック
・確認画面
・ハッシュで情報を一括取得し、クエリ回数を減らす
・テーブルを用いた排他的ロック
注意点としては、Rails6に対応した本であり、
Rails6の新機能を解説した本ではありません。
あくまで、Railsを使ったシステムの作り方を学ぶ本になります。