【感想・ネタバレ】ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1のレビュー

あらすじ

ロンドンの街で秘かに起きている、既婚の女性を狙った薄汚い恐喝事件。名探偵ホームズに依頼を断られ、意気消沈した女性を救うべく、ハドスン夫人とメアリーはホームズとワトスンに内緒で調査に乗り出す!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シャーロック・ホームズのパスティーシュは数多ありますが、ハドソン夫人とメアリー・ワトソンを主人公にしたものは初めて目にしました。中々興味深いです。

二人が推理に取り組むのは、さながら『門前の小僧経を読む』でしょうか。その詐称として、メアリーが、夫のワトソンの医業を助けているうちに、いつの間にか医療に詳しくなっているという描写もあります。

所々、ハドソン夫人のモノローグが挟まれていて、そこまでの話との時系列を見失ってしまったりするところが気になります。物語はまぁまぁなんですけどね。

ただちょっと予想から外れたのは、最後にハドソン夫人とメアリーが犯人に迫っているとき、実は個別に真相に迫っていたホームズとワトソンがさっそうとヒーローの如く現れるのかと思いましたが、期待を外されましたね。

今回の事件には黒幕が居るという設定ですが、ホームズ物での黒幕と言えば・・・彼ですよね?元数学教授にして、天才的な犯罪者の。

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2020年09月20日

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