【感想・ネタバレ】新編 みなかみ紀行のレビュー

あらすじ

幾山河越えさり行かば-歌人若山牧水(1885-1928)といえば、旅と酒。彼はしばしば旅に出た。旅先で歌を詠み、紀行文を書いて生活の資とした。信州から上州へ。旅は山道も厭わず実によく歩き、知友を訪ねては酒を飲む。1人旅を好んだが淋しがりやらしい。仄かなユーモアが好ましい上質の紀行文集。(解説=池内紀)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

たまに読みたくなり、読むとでかけたくなる。

牧水さんが、関東近郊に出掛けた紀行エッセイ。
その土地を知ってるから、楽しさも倍増、なのだが、とにかくアホっぽいのがとても楽しい。
子規の「病状六尺」も、患って寝ている子規の大食漢ぶりがアホっぽくておもしろいが
牧水も全く高尚な文化人を微塵もみせず(笑)
丸沼では「酒をくれ」ととなり村(って峠1つ越えますよ…)まで買いにいかせ
川原湯温泉から軽井沢まではバスに乗り遅れ、徒歩で強硬突破…も、遭難しそうになりくじけそうになる。
貴殿はアホでいらっしゃいますか?
と、つっこみたくなる。
このおバカさん加減が堪らなくおもしろい。

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2014年09月06日

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