あらすじ
貴族嫌いの彼が、爵位を持つ私をなぜ……!? 落ちぶれた家を救うため、身を投げ出す覚悟で、若くして成功した実業家エリックの元を訪れた男爵令嬢ジュリア。大富豪は囁く「では脱ぎたまえ」。身体を開かされて与えられたのは、ひたすら優しく甘い愉悦。彼は私を愛しているの? 貴族を辱めたいだけじゃないの――!? 舞台は華やかなりし欧州19世紀。甘く官能的なラブロマンス!
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Posted by ブクログ
寄宿学校時代の後輩の結婚パーティーに訪れた、没落貴族のジュリアが出会った、貴族嫌いの実業家エリック。初めて会って話をしただけなのに、融資の申し出があり、勘違いもあるけど、最後には誤解もとけて、めでたしめでたしといった王道のお話ですが、私的には面白かったです。
あとから分かることですが、エリックの一目惚れみたいな感じから始まったみたいで、屋敷のものには、結婚したい相手であることを伝えているけど、貴族嫌いを公言しているため、自分がプロポーズするまではジュリアには黙っておいて欲しいって言っていたエリックには好感がもてます。
(なかなかジュリアには伝わらなかったみたいですけどね。)
ただ、イラストはいまいちだったかも。もう少しかっこいいとよかったかなぁ。
ジュリアは、栄養不足でガリガリな描写ですが、イラストでは意外と肉がついている感じがしました。あと、話す内容が20歳には思えなかったかなぁ。16歳くらいに思えました。
周りからみたら、ジュリアにメロメロな感じのエリックだし、エリック大好きって感じのジュリアなのに、本人達だけが気付いていないという状況で、使用人達がどうにかしてくっつけようとしているのもほほえましいです。
事件とかは何も起こらず、貧乏な話とエリックとジュリアがお互いの気持ちに気付くまでのお話って感じですけど、たまにはこういうのもいいかなぁと思いました。