あらすじ
【電子限定版】カバーイラストラフ画集収録。●専門学校を卒業し、近く社会人になる北斗(ほくと)。同棲中の恋人・至(いたる)は、不愛想ながら優しい。穏やかな日々の中、19歳最後の日を迎えるけれど、二人には「ハタチになったら別れる」という約束があって――後ろの席から眺める、日焼けした首元。初めて名前を呼んだ時の、赤く染まった頬。ドア越しにもらった、「好き」の言葉――仮初めだとわかっていても今だけは傍にいたい。不器用な少年たちの、３年間の恋の記録。
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綺麗な絵と相まって、切なさが止まりませんでした。
ハタチになったら別れるなんて、そんな約束もうなかったことにしちゃいなさいよ…と、どちらかと言えば北斗を応援？する気持ちで胸を痛めながら読みましたが、至の胸中を思えば、約束をなあなあにして関係を続けるのは、どっちにしろ辛いんだろうな、と。
「好きだから、困ってる」
こんなにしんどい両想いは存在しないのでは…というレベル。
「行ってきます」と言って別れた至が、ちゃんと北斗のもとに帰ってきて想いを伝えるシーンは、そうなるだろうなと願いながら読んでいたので、予想を裏切る展開ではなかったけど、とてもとても幸せな気持ちになれました。
最初っから「！」で、切ない…。
よく北斗は至の気持ちを汲み取ってるなぁ…と。
終わりはハッピーで良かったけど、もっと幸せな時を見たかった〜。
心がキレイに
辛い過去と向き合う力をもらえてよかった。これからも、ふたりが出会いに救われる人生でありますように。関係性の逆転もまたかわいいなあ。
匿名
何度もループ
はじまりはどう見ても仲の良い恋人同士の日常が描かれて、でも実は主人公の二十歳の誕生日に別れることは決まっている。そこから出会いとなる高校生編の過去から始まります。卒業式に一応、至から気持ちを受け入れられるものの、そこから例の二十歳まで付き合う約束がスタート。なぜ二十歳までなのか、約束への拘りや至の家族問題などが根底にあってかなり闇深い。大学生になって同棲もするけど中々恋人同士とは呼びにくい関係性。
徐々に受け入れられるけど、主人公の誕生日前日の江ノ島デートは至の本音だったのかな。でも結局別々の道を行き、連絡は取っていたものの四年後にようやく本当の恋人同士に。でも東京と北海道の遠距離だし、中々最後まで主人公にとって試練が多い感じでした。何度読んでも辛すぎて涙が出てしまう、どうか甘々に生活してるところを見たいなと願ってしまいます。
やさしくて温かい
いつも涙が自然と流れて、切ない気持ちで読ませてもらっています。
一緒にいたいけど、別れを決断する（しないといけない）もどかしさが、胸に詰まります。
大切な人に大切だと伝えることがどんなに幸せかと考えさせられます。
最後はハッピーエンドなので、よかったね〜〜〜とまた涙ぐみます。
凄かった
もうめちゃくちゃ泣きました。
受けが健気すぎて、攻めにイラッとしたこともありましたが、幸せになってくれて良かった。
受け、なんて良い子なんだろう。
2周目を読み終わって初めて一冊分になるような作品だと感じました。攻めの男の子の方に結構影があり(過去のことなど)、なかなか受けのことのやり取りの中で胸が締め付けられる場面が何度かありました。しかし、最後は過去を払拭する形でハッピーエンドにもっていけてホットしました。受けが攻めに言った言葉を最後攻めから受けに言い直すところ、同じ言葉で返すところがなかなかにくるものがありました。
えちちシーンはあったにはあったけど個人的になくても文句が出ないほどいい話でした。
Posted by ブクログ
言葉選びというのだろうか、とても繊細でした
20歳になったら別れてしまうという条件でお付き合いを始めた二人、でもほんと最後ハッピーエンドでよかったです
なんか切なく感じる
ハッピーエンドなんだけど切なく感じる…至の過去のトラウマ？を太陽みたいに明るい、夜には照らしてくれる北斗が居たからこそ今があるって感じで、最終的にはハッピーエンドでよかった！でももうちょっと至のデレってしたシーンがほしかった〜！4年待ってからの〜熱愛シーンもほしかったかな（笑
綺麗な物語
最初から、お別れが決まった状態でお付き合いがスタートしてます。
すごく、綺麗な物語でした。
終わり方も、余韻に浸れて2人の未来を想像するとわくわくします。
頭使いました！
時系列とか色々頭を使って読みました。やっぱり過去に重い何かがあるのは大変だなと思いましたー。でも受けくんが寛大だったからこそですね！お似合いです。これから至くんからも沢山愛を注いであげて欲しいです
匿名
受けが攻めを好きになったエピソードが薄いけど、感情移入して泣いた。
攻めの母親は最低でトラウマになるわ。
えろはさらっと。初めてする所をもっと丁寧に描いて欲しかったな。
匿名
深い
別れないといけない理由が知りたくて、読んでみました。なるほど、そんな理由だったんだな。２人にとっては、必要な別れだったんだな。もう１度読んでみます。
せつなすぎて、お腹がしくしく
バトエンは嫌なので、他の方のレビューをみてから読みました。ハピエンって言葉は軽すぎるけど、とにかくせつなかったです。お腹いたくなりました。受けのコが一生懸命でいいコ、攻めは二人で過ごすうちに、救われていったんだなぁ。後日のお話がもう少し長いともっとよかった。受けのコの愛情がしっかり報われた感じがもっと欲しかったです。何度も読み返しします。
胸が苦しい…
つきあい始めても、別れるためにつき合い始めたように感じ？読んでいてとても苦しかったです。攻めの過去のトラウマ、確かに酷いとは思うけど、受けが健気すぎて可哀想でイライラしてしまいました。だからこそ、ちゃんとくっついてからのお話をもっと読みたかったです。
Posted by ブクログ
大人になった未来に縛られたくない至と、未来も一緒に居たいと願う北斗のふたりの高校生から大学生のモラトリアムを描いた話。
昔、母に捨てられ〝約束〟が嫌いな至と、純粋な北斗は大人になるまでの恋の約束をする。
〝ハタチになったら別れる〟
時間軸が変わるので読み解くのが少し難しいけど、期限の決まった恋愛がどう変化して最後を迎えるのか、楽しく読むことができました。
〝至〟と〝北斗〟という名前は幼少期のトラウマで生き方に迷っていた至を照らしてくれる星のような北斗、そして色んなところに行っても帰る目標になる、そんな意味もこもっているようで素敵なネーミングセンス。
〝愛想なんて大切な誰かにだけ振りまいていたらいいのよ〟
百合ちゃんの言葉がとても素敵でこんなおばあちゃんになりたい。
なるほどそれで野鳥の話に繋がるのか。めっちゃ綺麗で寂しくてキラキラしてて悲しくて。でもそれがすーっと心の中に入ってきて、静かに泣けそうなそんな物語。ありがとうございます。
Posted by ブクログ
表紙がきれいで思わず買ってしまった。
２０歳になったら別れる約束で付き合う、至と北斗。
scence.1 で20歳になる北斗。
そこで急にもう泣けた。scence.2で高校時代に戻って話が進むのですが
その切なさを引きずりながら読むから、ずっと切ない。
終わりがきまってて、進むと幸せもなにも最後が・・・・って。
これ、最後にかきおろしがあるんですが、書下ろしなしで、連載だけ読んでいたら
エンディングが違うってこと？
last senceだと分かれて終わるけど、
書下ろしで数年後になって・・・
うわぁ～～。単行本が初見でよかったぁぁぁぁ。
これ、last senceで終わったままだったら、つらすぎるやん～～～
