【感想・ネタバレ】世界のエリートはなぜ「イスラエル」に注目するのかのレビュー

あらすじ

「危機意識」がイノベーションを創り出す!
IT業界有数のイスラエル・ウォッチャーが「強さ」の謎を解く。

タルピオット・プログラム―1万人の若者から50人を選び出す超エリート教育法。
イスラエルはなぜ、このプログラムを必要とするのか。
建国以来、つねに戦争の危機に直面してきた「小国」の安全保障と成長の基盤は「人材」にしかなかった。
軍・官・民が一体となって「エリート」を育成・確保する―その仕組みを支えるのも強い「使命感」と「戦略性」。
国家・企業間の熾烈なグローバル競争を卓越したイノベーション力で席捲する、世界注目の国家イスラエルの、その根本にある発想と思考に迫る。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

イスラエルと日本は、真反対だ。GHQから日本が開放されたほぼ同時期にイスラエルは建国された。当時は圧倒的に日本のほうが優位性があったが、イスラエルは世界の頭脳集積地としてのポジショニングを年々高めている。
技術に明るいNTT出身者が、文化的な違いを歴史的背景から解き明かしつつ、その差異が政策等に影響を与え、現在の差につながっているかを明かす。

【プロローグ】
・NTTで働いてたけど、革新的な内容は少なくて、研究者として論文をたくさん書くみたいな人はいたけど、大きな変化を起こせるような人はいなかった。
・NTT自体が市場であるため、オープンな世界とは異なっていた、電電ファミリー
・2014年よりイスラエル企業で働き始めたが、ゼロトラストのセキュリティの提案が新しく、日本企業がそれまで信じていたイントラネット神話とは違う発想だった。
・かつて大企業は情報の非対称性を武器に戦っていたが、ネット関連技術によりスタートアップが対等以上の競争力を持ち始めた
・大量生産均質性が価値を持たなくなった今、教育から変えなくてはいけないはず、そして雇用状況も。イスラエルは13歳で大人の自覚をもたせ、18歳からは兵役。終わり次第世界放浪。こういう経験を通じて、人間関係も胆力も個性も磨かれる。
・タルピオットのようなエリート教育も必要では?

【第一章:身近にあるイスラエル技術】
・インテルプロセッサ
・USBメモリ
・チェリートマト
・インスタントメッセンジャー
・フェイスブックの顔認証
・Voip
・ファイヤーウォール
・シスコのルーター:あまりに優秀だったからイスラエル帰国に合わせ支部設立
・カプセル内視鏡
・Wework
・Waze
・Suggest検索

0
2021年07月28日

「IT・コンピュータ」ランキング