あらすじ
松井竜哉と黒田大河は各地を遠征しながらケンカでテッペンを取ろうとしている2人組…ではなく、実は極上のひとっ風呂を求めて銭湯巡りしているだけだった!! 不良×銭湯のバリバリお風呂コメディ!!
...続きを読む感情タグBEST3
隅々まで描かれてる
銭湯が好きなヤンキー高校生二人が天下湯一を目指して各地を巡るコメディ漫画。
今回の舞台は北千住。
駅前は都会的だが一本路地に入るとノスタルジー溢れる昭和の商店街があるような街だ。
駅前でケンカを吹っかけてきたヤンキーたちを適当にいなして進む松井と黒田。
駅前をぶらつくところから天下湯一は始まっている。
今回は「タカラ湯」という銭湯に入る。
昭和13年に今の場所に移ったらしい。
いつものように銭湯セットと都内共通入浴券を用意した二人は旅館のロビーのように雰囲気があり解放感あふれる高い天井の内部に感動する。
銭湯内の富士山は小さめだがそれがかえって内部の解放感を強調している。
浴槽は通常風呂と電気風呂、マッサージ風呂でタイルはピンク。
お湯の温度は熱すぎずぬるすぎずなちょうどいい具合。
だと思っていたら奥の方に地獄絵図の壁紙が飾ってあるエリアがあった。
お湯もめちゃくちゃ熱そうに見えるが温度はちょうどいい黒湯だった。
心行くまでタカラ湯を堪能した二人はロビーでコーヒー牛乳を飲みながらもう何もしたくないという気持ちになり、帰り際に先ほどのヤンキーたちに遭遇したあともケンカせずに帰るのだった……。
ヤンキー漫画とは思えないくらいにとても平和なお話だった。
世の中的になかなか銭湯は難しいが、それでも行きたいという気持ちになった。
画力があるのでムキムキな体の描写がとても上手い。加えて若干ギャグもあるので単純に面白いです
ただヤンキーが銭湯巡る話という至って内容は地味ですが、なんだろう?癖になります(笑)