【感想・ネタバレ】オルガのレビュー

あらすじ

女は手が届く確かな幸せを願い、男は国家の繁栄を求めて旅に出た。貧富の差や数々の苦難を乗り越え、激動の20世紀ドイツを生きた女性オルガ。彼女が言えなかった秘密、そして人生の最期にとった途方もない選択の意味が、最果ての町に眠る手紙で解き明かされる――。ひとりの女性の毅然とした生き方を描いて話題となった長篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

19世期から20世紀の激動のドイツを生きたひとりの女性オルガ。
身分や性別、戦争によって翻弄されながらも常に姿勢を正して毅然と生きる彼女の半生が淡々と語られる第一部。
中年になった彼女が裁縫師として雇われた牧師一家の末息子「ぼく」によって、晩年のオルガについて語られる第二部。
そして第三部は書簡小説。1913年から1971年までにオルガが書き残した手紙によって全てが明かされて行く。

私のうすっぺらな言語能力ではこの物語の素晴らしさは到底伝えきれないから、ひとつだけ。
気丈で、賢く、自分を貫いて生きた強いオルガが望んでいた幸せのささやかさを知って胸が苦しかった。

堪えきれず嗚咽した箇所を、外出先で読んでいる時でなくて幸いでした。

0
2020年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オルガの愛情深さに尊敬。自立心に共感。
愛する幸福を愛される幸福より上におくゲーテに対しての、愛されている保証のうちに生きている人はそんな詩が書けるというオルガの感想が好き。
死んだ人は貴族も農民も関係なく平等だから墓地を歩くのが好きなオルガが好き。
中盤から散りばめられた謎が気になって、深夜まで一気読みしてしまった。
後半の手紙はただただ切ない。
オルガの揺れ動く心情がものすごく伝わってきて涙が止まらない。
元の文章自体読めないけれど、翻訳者の人が上手な気がする。するする読める。
そして改めてつくづく戦争は滑稽だと思う。
これまでの歴史がすべてを物語っている。
戦争反対。

0
2022年03月20日

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